排水路脇で女の子の遺体を発見市) 排水路脇で女の子の遺体を発見 

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      17/04/26 11:42:52

    リンさん遺棄現場至近で15年前に消えた「フィリピン少女」

    2017年4月24日 7時0分 NEWSポストセブン

    ベトナム国籍の小学3年生、レェ・ティ・ニャット・リンさん(9)の死体遺棄容疑で近所に住む「保護者会会長」の渋谷恭正容疑者(46)が逮捕された事件は、まるで県境の死角を突くようにして起きた。

     リンさんが登校中に行方不明になったのは千葉県松戸市の自宅付近、ランドセルなどが発見されたのは茨城県坂東市の利根川河川敷、そして「土地勘のある」渋谷容疑者が遺体を遺棄したとされるのは、千葉県我孫子市の排水路脇だった。このことについてある捜査関係者が、気になる証言をした。

    「小学生の子供が2人いる渋谷容疑者ですが『東南アジア系の幼い女の子が好き』という性的嗜好を知人らに明かしていたことで、他にも同様の犯行に手を染めていなかったのか、捜査が進められています。その過程で、15年前に茨城で起きた“ある事件”が密かに注目されている」

     当時の朝日新聞(2002年5月25日付)では、こう報じられている。

    〈市立取手小3年のK(注・記事では実名)ちゃん(9)が19日に自宅を出てから行方が分からなくなり、24日で6日が経過した〉

    〈取手署の調べでは、Kちゃんは19日午前10時ごろ、「友達のところへ遊びに行く」と自宅をでた。午後6時ごろ、近くの公園で小学生3人と遊んでいたことが確認され、午後7時ごろにKちゃん用の弁当が空になっていたのを母親の飲食店員A(注・記事では実名)さん(29)が見つけた。しかし、翌20日になっても帰宅せず、Aさんの友人が捜索願を出した〉

     15年前にこの事件を取材した地元記者が話す。

    「我孫子でリンさんの遺体が見つかった事件を聞いて、この取手の事件が頭に浮かびました。取手で行方不明になったKさんはフィリピン国籍の女の子です。リンさんは千葉、Kさんは茨城なので捜査の管轄が違うのですが、Kさんの自宅や消息を絶った場所は、リンさんの遺体発見現場の排水路から利根川を挟んでほんの数キロの距離なんです」

     小学3年生の9歳、東南アジア国籍の女の子──。

     リンさんと共通点の多い女児が、県境のすぐ近くで行方不明になっていたのだ。地元記者が続ける。

    「市会議員や市職員、私たち記者も加わって、Kさんの普段の行動範囲とされる利根川河川敷などを1000人規模で捜索したのでよく覚えています。自宅近くの公園で目撃されたのを最後に足取りがわからず、目撃情報もごくわずか。消息が途絶えた日のKさんが“身長120センチでおかっぱ頭。白いTシャツに水色の短パン、赤のズック靴姿だった”という情報くらいしかなく、不審な車や男の情報も皆無で、捜査は難航しました。謎に包まれたまま、迷宮入りしています」

     Kさんの消息について、管轄の取手署はこう答えた。

    「現在も行方不明のままです。事件と事故の両面を視野に情報収集をしている。(隣県で起きたリンさん事件について)重大事件に関しては、どの県で発生したものも関心は持っている」

     リンさんのように「明るく活発だった」というKさんは、どこにいるのか──。

    ※週刊ポスト2017年5月5・12日号

    http://news.livedoor.com/article/detail/12975796/

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