- ニュース全般
- 駅伝
- 17/01/26 12:58:08
韓国 裁判所が政府に命令、対馬の盗難仏像を韓国の寺へ
2012年に長崎県対馬市の寺から盗まれ、韓国に持ち込まれた仏像をめぐる裁判で判決です。韓国の裁判所は韓国の寺が本来の所有者だと認定し、現在、仏像を保管する韓国政府に引き渡しを命じました。
この裁判は、5年前に長崎県対馬市の観音寺から盗まれ、韓国に持ち込まれていた仏像「観世音菩薩坐像」について、韓国中部にある浮石(プソク)寺が本来の所有権を主張して争っていたものです。
仏像は窃盗グループを検挙した際に韓国政府が回収していて、その後、日本に返還されるはずでした。しかし、韓国の浮石寺は「中世に日本の海賊が強奪したものだ」と主張し、日本ではなく自分たちに像を引き渡すよう、韓国政府に求めていました。
26日の判決で、韓国の大田(テジョン)地裁は「仏像は浮石寺の所有と推定される」として、韓国政府に対して、像を引き渡すよう命じました。
「賢明で知恵のある判断をしたと思います」(浮石寺の住職)
最大の争点だった仏像が貿易などで平和的に日本に伝来したのか、それとも、浮石寺が主張するように日本が略奪したのかについては、裁判所は判断を示しませんでした。仏像は、早ければ来週にも浮石寺に渡る可能性があり、日韓のさらなる外交摩擦を生むのは必至です。(26日11:16)
TBS News
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2968989.html
※ニュース映像あり
* * * *
仏像盗まれた観音寺の元住職「判決は受け入れがたい」
2012年に長崎県対馬市の寺から盗まれ、韓国に持ち込まれた仏像をめぐる裁判で、韓国の裁判所は韓国の寺が本来の所有者だと認定し、現在、仏像を保管する韓国政府に引き渡しを命じました。盗まれた仏像を所有していた長崎県対馬市の寺の元住職は「判決は受け入れがたい」として、韓国政府は控訴すべきだと訴えました。
5年前に仏像が盗まれた長崎県対馬市の観音寺。返還を求めてきた寺の元住職(70)は、複雑な胸の内を明かした上で「仏像が返還されるまで、私はあきらめない」と語りました。
「ただの窃盗を正当化するようなことが認められたというか、確定されたということは、実に情けないというかね、何とも言えない気持ちですけど。隣国とのありようが問われるんじゃないかと私は思います」(観音寺 元住職 田中節孝さん)
元住職は、「韓国政府の理性と品格を信じたい。控訴することを望んでいる」としています。(26日11:38)
TBS News
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2969067.htm
※ニュース映像あり
- 0 いいね