『下剋上受験』原作者 親が勉強できないことの利点明かす

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    • 御年賀(タオル)
      17/01/20 16:29:19


    「自分は高校を1年で中退しておりまして、ひと言で言えば中卒です。それはもう学歴で苦労しました。求人誌を見て申し込めるものは全部申し込みましたが、履歴書の時点で全て落とされる。工事現場とか不安定な職を渡り歩くほかなく、給料は雀の涙。昇進もなければ名誉もない。娘が自分のような人生を送ることになったらどうしようと、そんな不安ばかり抱えていました」
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     確かに現代の日本社会では万人に平等とはいえず、大きな学歴の壁が存在する。厚労省の統計「学歴別に見た賃金」(2015年度)によれば、大卒者の平均年収は402万円。短大・高専卒308万円、高卒288万円と下がっていく。中卒者は統計もない。
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    ◆娘の表情が証明していた
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     漠然とした不安が現実になるきっかけは、娘が小学5年生に上がった2011年の6月。大手お受験塾の主催する「無料テスト」のチラシが届いたことだった。
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    「娘は授業中にもよく発言し、宿題もこなす真面目な子でした。どこかでかすかな期待があったんです」(桜井さん)
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     結果は、淡い期待を粉々に打ち砕くものだった。受験者2万6393人中2万位以下。国数社理の4科目の偏差値は、ドラマの通り41。見るも無惨な成績に、桜井さんは頭が白くなった。
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    「あ、このままだとおれと同じ人生を歩むな、と。直感で思ったんです。慌てて進学塾に入れようと、入塾テストを受けさせました」(桜井さん)
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     だが、有名塾は軒並み不合格。入ることさえ許されなかった。入塾を許可された塾もあったが、いちばん下のクラスで月謝だけ取られる光景が目に浮かび、躊躇した。
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     年間数十万~100万円ともいわれる費用がネックの上、進学塾には“特殊な事情”もあった。進学塾関係者が語る。
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    「有名塾になるほど両親の学歴が保護者間のヒエラルキーに繋がります。低所得者向けの団地に住んでいるとか、ステータスの低い家庭の子供が通ってくること自体に嫌悪感を示す保護者もいます。“ああいう家の子と一緒のクラスで大丈夫かしら”って」

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