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- 16/09/07 15:19:43
ソ連時代の2島返還案、日本が拒否=北方領土問題でロシア大統領
[杭州(中国) 5日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は5日、北方領土問題について、ソ連時代に北方4島のうち2島を返還する用意があったが日本が拒んだため、未解決のまま今に至っている、と指摘した。
プーチン大統領は20カ国・地域(G20)首脳会議閉幕後の会見で、「ソ連は(北方領土の島々を)受け取った。そして返還する用意があった」と述べた。
その上で、北方領土問題解決に向けた取り組みについて「経済、安全保障問題に関連した問題が残っている。(中略)人道面の問題もある。これらすべての問題が、われわれの関心と検討の焦点である」と語った。
ロイター 2016年 09月 6日
http://jp.reuters.com/article/g20-russia-japan-idJPKCN11C03K
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2島返還論を主張=制裁下でも対日関係発展-ロシア大統領
【モスクワ時事】タス通信によると、ロシアのプーチン大統領は5日、中国・杭州で記者団に対し、北方領土問題について「ソ連は長く粘り強い交渉の結果、1956年に日ソ共同宣言に署名した。そこには(歯舞群島と色丹島の)2島を返還すると書いてある」と述べ、明記されていない国後島と択捉島は領土交渉の対象外との考えを示した。また、歯舞群島と色丹島に関し、返還方法やどの国の主権に属するかが検討課題と強調した。
大統領はこれまでも、日ソ共同宣言に沿った2島返還による最終解決を唱えてきた。安倍晋三首相が5月のソチ会談で領土問題の解決に向けた「新しいアプローチ」を提案後、大統領が2島返還論を公言するのは初めてとみられる。
一方で大統領は、ウクライナをめぐる対ロシア制裁にかかわらず、日ロ関係は発展するとの認識を表明。領土問題の解決に向けて良好な環境を整えることが「極めて重要だ」と訴えた。
プーチン政権はこれまで、制裁を「非友好的」と問題視してきた。ロシアによるウクライナ南部クリミア半島編入が続く限り、制裁の完全解除は難しいが、大統領は「(日本のウクライナ問題に対する立場は)日ロ関係を阻害しない」と述べた。
大統領は「レッドライン(越えてはならない一線)をつくるのはやめよう。行き止まりではなく、往来のある通りに出よう」と指摘。4島返還論が根強い日本に柔軟姿勢を促した。(2016/09/06-01:02)
時事通信
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016090500859&g=pol
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