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- 16/07/09 16:53:53
潜水艦ミサイル、空中爆発か=射出は成功、米韓けん制-北朝鮮
7月9日(土)
時事ドットコムニュース
【ソウル時事】
韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は9日午前11時半(日本時間同)ごろ、東部・新浦南東沖の日本海で、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)1発を発射した。
合同参謀本部は「潜水艦からの射出は正常に行われたが、高度十数キロで空中爆発し、初期飛行に失敗したと推定される」という分析結果を明らかにした。
北朝鮮のSLBMは、ミサイルに圧力をかけて水面上に射出した後、点火・飛行させる「コールドローンチ」という方式。
射出技術は確保したものの、点火・飛行になお課題があるとみられている。
米政府が6日、北朝鮮の人権侵害に責任があるとして金正恩朝鮮労働党委員長を制裁対象に指定したことに、北朝鮮は「宣戦布告」と強く反発し、「超強硬措置」を予告していた。
また、米韓両政府は8日、在韓米軍への地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備を正式決定したばかり。
SLBM発射には、技術的な検証に加え、米韓をけん制する狙いもあるとみられる。
韓国軍は、北朝鮮による先月の中距離弾道ミサイル「ムスダン」に続くSLBM発射を「国連安保理決議に全面的に違反している」と非難。
追加発射の可能性もあるとみて警戒している。
北朝鮮は4月23日にもSLBM1発を撃ち、国営の朝鮮中央通信は翌24日、「発射実験に成功した」と報道した。
韓国軍は飛距離が約30キロと短かったため「失敗」と判断。
ただ、「実戦配備には数年かかるものの、技術水準は向上している」とみており、発射の兆候探知が難しいSLBMへの対応を急いでいる。
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