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毎日新聞
授業数不足、常習化
東京都東村山市教委は8日、市立東村山第三中学校が過去2年あまり、全学年で「保健」の授業が未履修になっていたほか、10年前から保健の授業数が足りていなかったと発表した。
記者会見した森純教育長は「生徒、卒業生らに申し訳ない」と陳謝した。
同校は8日から保健の授業を再開した。
市教委によると、同校では2006年度に着任した保健体育の男性教員(61)が「実技を充実させる方が効果的」として、保健の時間を体育の実技に充てるようになった。
13年度までは他の複数の担当教員が年10時限程度、保健の授業をしていたが、14年度以降は未履修だった。
この10年間で計4人の校長が着任し、1人が履修不足に気付いて男性教員を指導したが改善されず、黙認状態が続いたという。
現在の川崎達也統括校長は気付かなかったという。
都教育委は関係者の処分を検討している。
同校は未履修や履修不足の卒業生に対し、補習授業をする方針。- 0
16/06/09 09:07:08