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- 16/05/26 09:59:45
朝日新聞
購入後に水頭症などの疾患が判明した
チワワ
ペットショップで買った犬が病気だった――。
そんなペットに関するトラブルが後を絶たない。
犬猫の飼育頭数が減少傾向に転じ、犬の販売頭数も減っているとされるが、国民生活センターに寄せられる相談件数はなかなか減らない。
「先天的な形成異常である頭部頸椎(けいつい)接合部奇形(CJA)と診断しました。水頭症なども併発していて、治療のすべがありません」
そう獣医師から告げられ、東京都三鷹市に住む会社員の女性(35)は頭の中が真っ白になった。
2014年5月、
都内の大手ペット店チェーンで約30万円で購入したメスのチワワ。
飼い始めて間もなく、重大な先天性疾患が判明した。
いま2歳。
1日のほとんどを
ケージの中で過ごさせ、投薬を続ける。
ペット店からは
「犬を引き取り、
代金を返します」
と提案されたが、
断った。
女性はいう。
「病気の犬を繁殖させたり、売ったりする業者が許せない。犬の命を軽く見られているのが悔しく、悲しい」
国民生活センターには15年度、ペット店などで購入した動物に関する相談が、前年度比5%増の1308件寄せられた(16年5月15日集計)。
大部分がペットの健康にまつわる内容だという。
「相談全体の中で
目立って多い。
件数が減らず高止まりしている」
トラブルが訴訟に発展するケースもある。
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