傷害や詐欺　男に懲役１５年の判決（秋田県）

当時、生後１か月の息子の頭の骨を折るなどしたとして傷害などの罪に問われていた３１歳の男に対し、秋田地方裁判所は懲役１５年の判決を言い渡しました。

判決を言い渡されたのは住所不定無職の穂坂亮人被告３１歳です。

　起訴状によりますと穂坂被告は、おととし５月から６月にかけて由利本荘市内のアパートなどで当時、生後１か月の息子の頭を激しく揺さぶるなどして脳挫傷や骨折を負わせたほか、別の２人の子どもに対しても暴行を加えてけがをさせたとして起訴されていました。

　また知人２人から現金１５００万円をだまし取ったとして詐欺の罪にも問われていました。

２５日の判決公判で秋田地裁の三浦隆昭裁判長は傷害について「生後１か月の乳児に対する一方的な暴行は極めて卑劣であり無慈悲な犯行である」と述べました。
詐欺についても「自らの物欲を満たすために、言葉巧みに金をだまし取った犯行は巧妙で悪質でいずれも酌量の余地はない」として、穂坂被告に懲役１５年の判決を言い渡しました。
(5/25 秋田放送)


《古トピ》
7年前に乳児虐待＝傷害容疑で父親逮捕―秋田県警

　7年余り前に生後
1カ月だった長女を虐待し重傷を負わせたとして、秋田県警由利本荘署は9日、傷害の疑いで住所不定、無職穂坂亮人容疑者（30）を逮捕した。

容疑を否認しているという。

　逮捕容疑は2007年
9月7日午後4時ごろから同8日午前10時25分ごろまでの間、茨城県つくば市の自宅で生後1カ月の長女に暴行を加え、頭蓋骨骨折などの重傷を負わせた疑い。　

時事通信(15/02/10)