「早く姿を見せてほしい」くまモン、避難所慰問で再始動を検討

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  • 16/05/03 11:09:38


西日本新聞 5月3日 10時6分配信


 「熊本県営業部長」の肩書を持つ県のPRキャラクター「くまモン」が熊本地震後、表舞台から姿を消した。観光PRや被災地支援の呼び掛けなど、絶大な発信力に期待する声は根強いが、県は「やんちゃなキャラクターが被災の現状にそぐわない」との立場を取ってきた。地元の観光関係者や被災者は、やきもきしながら動向を見守っており、近く避難所の慰問で活動を再開する案が水面下で検討されている。

 熊本市中心部。4月27日に営業再開した県施設「くまモンスクエア」に人気者の姿はない。「いつになれば会えるの?」。東京から訪れた親子がスタッフに尋ねると、大川聡志郎館長は「県からの連絡待ちで私たちも分からなくて」。

 くまモンに「必ず会える場所」として知られ、地震の前は休日になると1日1500人が訪れたが、現在は3分の1に。大川館長は「早く姿を見せてほしい」と期待を寄せる。

 県内では依然、2万人超が避難生活を送っており、くまモン再始動に寄せる思いはさまざまだ。益城町の自宅が損壊したという50代の女性は「住宅や道路の再建が先でしょう」。西原村の避難所にいる中学2年生の女子生徒(13)は「ここに来てくれたら久々に笑えそう。うれしくて泣いちゃうかも」と話す。

 くまモンの「上司」の蒲島郁夫知事は「たくさんの方が痛みを抱えている段階でくまモンを投入する時期ではなかった。ただ、くまモンは県民の宝。みんなの元気が出て復興への力になるという段階で登場してもらいたい」との考えを示している。

 公式フェイスブックやツイッターでも沈黙を守るくまモン。県くまもとブランド推進課は「全ての県民に配慮しつつ、活動再開のタイミングを探っている」とした上で「近日中に、甚大な被害を受けた地域の避難所慰問を考えている」と明らかにした。

=2016/05/03付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

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