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元少年側､死刑回避求める=石巻３人殺傷―最高裁

石巻３人殺傷、元少年きょう最高裁判決

　２０１０年、宮城県石巻市で男女３人を殺傷したとして、１審と２審で死刑判決を受けた当時１８歳の元少年に対する上告審の判決が、１６日午後、最高裁判所で言い渡されます。

　この裁判は、６年前の２０１０年２月、石巻市の住宅で、当時１８歳の元少年が交際していた少女の姉ら女性２人を殺害、男性１人に重傷を負わせたとして、殺人など５つの罪に問われているものです。１審の仙台地裁は、裁判員裁判としては初めて少年に死刑を言い渡しました。

　「自分の出した結論がいいのか悩み続けて、つらくて」（当時の裁判員 ２０１０年１１月）

　２審の仙台高裁も死刑判決を支持し、元少年は最高裁に上告していました。

　最高裁で開かれた上告審は、今年４月、死刑判決は妥当とする検察に対し、弁護側が死刑回避を求め、結審しました。判決は１６日午後３時に言い渡され、少年事件の裁判員裁判で下された全国初の死刑判決に対し、最高裁がどのような判断を下すのか注目されます。