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>>117 続き
◇勾留中の仙台拘置支所で取材に応じ、「俺の死が建設的なものになればと思っている。
執行される日まで死ぬ意味を見いだしたい」と極刑と向き合う心境を語った。
事件から最高裁判決までの約6年について、「自分の更生を願う人たちと再起を考える一方で、(死刑を望む)遺族の感情を思うと複雑だった」と振り返った。
1審のころは死にたいという気持ちもあったというが、
「自殺では何も償えない。
人を傷付ける思想を放棄することを考え、被害者、遺族に悔いてきた。
今回の死刑判決でそういうものを全部捨てるつもりはない」と説明した。
18歳未満に対する死刑を禁じ、更生可能性を重視する少年法については
「10代と40代で行動や感情のコントロールは違う。
被害者や遺族の感情を抜きにすれば、そこは考えないといけない」と述べた。
一方で「遺族の気持ちや憤りを考えると、自分が裁判官なら望みを聞き入れると思う。
少年でも同じように裁かれるべきだ」と落ち着いた口調で語った。
元少年は1審から殺害の計画性を否定していたが、最高裁は「(元交際相手を連れ戻すことを)邪魔する者は殺害も辞さないと思い定めた」と指摘した。
元少年は「判決や審理の仕方には悲しい気持ちがわく」と司法に対する不信も口にした。
ただ、最高裁判決を受けて死刑執行の日を従来より意識するようになったといい、「(死刑が)人が亡くなる事件を抑止するなら建設的なのかもしれない。
澄んだ気持ちで死、ねるよう、死ぬ意味を探したい」と胸の内を明かした。
3人が殺傷された現場=石巻市で2010年2月10日- 0
16/07/02 03:20:45