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裁判員裁判の少年事件で初の死刑が確定
宮城県石巻市で元交際相手の姉と友人を殺害し、男性にも重傷を負わせたなどとして殺人罪などに問われた千葉祐太郎被告(24)=事件当時(18)=の死刑が確定した。最高裁第1小法廷(大谷直人裁判長)が、上告審の死刑判決に対する被告側の訂正申し立てを6月29日付で棄却。裁判員裁判で審理された少年事件で初めて死刑が確定した。
犯行時少年による事件の死刑確定は、平成24年に最高裁で確定した山口県光市母子殺害事件以来。
1審仙台地裁は「更生の可能性は著しく低い。少年だったことは死刑回避の決定的事情とはいえない」と裁判員裁判の少年事件で初めて死刑を言い渡し、2審仙台高裁も1審を支持。最高裁が6月に「結果は重大で、犯行時の年齢や前科がないことを考慮しても、死刑を是認せざるを得ない」と被告の上告を棄却した。
判決によると、千葉被告は22年2月10日朝、元交際相手の少女宅に押し入り、少女の姉=当時(20)=と友人=同(18)=を牛刀で刺殺し男性1人に重傷を負わせ、少女を連れ去るなどした。- 0
16/07/01 17:17:15