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- 匿名
- 15/12/18 22:38:42
TBS 12月18日 19時59分
東京・世田谷区で宮澤みきおさん一家が殺害された事件から、まもなく15年となります。現場に残された犯人の親指の指紋に、中心に2本の線がある「豚の鼻」のような珍しい特徴があることが、JNNの取材で新たにわかりました。
同じものは1つもないと言われる指紋。犯人の特定につながる重要な証拠となります。
15年前の2000年12月、世田谷区上祖師谷で会社員の宮澤みきおさん(当時44)と妻の泰子(当時41)さん、長女のにいなちゃん(当時8)、長男の礼くん(当時6)の一家4人が殺害された事件。いまだ犯人の逮捕には至っていませんが、現場には数多くの指紋が残されていました。
警視庁のこれまでの調べで、指紋は、現場1階にあるパソコンの机に残っていた、犯人が食べたとみられるアイスクリームのカップや、床上に落ちていた引き出し、さらに階段脇の納戸にあるスチール製の引き出しなどから採取されています。2階では、居間のテーブルの上にあるお菓子の缶や絆創膏の缶、台所の流し台にあったマグカップから指紋が見つかりました。また、ロフトの床からも手のひらの掌紋が採取されるなど、合わせて10か所以上に残されていたということです。
指紋のタイプは大きく分けて3つです。弓のような形の「弓状紋」、馬のひづめのような「蹄状紋」、そして、渦巻き形や円形の「渦状紋」。現場に残されていたのは、この「渦状紋」でした。
その後のJNNの取材で、この犯人の親指の指紋には中心に2本の線がある「豚の鼻」のような珍しい特徴があることが新たにわかりました。
「渦状紋の中でも中心の部分が2つに分かれている非常に珍しい指紋と言えます。他の部分も含めて12点以上特徴点が一致しているという条件を満たさないかぎり、個人の特定の指紋ということは言えないですね」(法科学鑑定研究所 冨田光貴社長)
警視庁はこれまで、この指紋と警察庁が登録している全国1000万人以上の前歴者らの指紋を照合しましたが、一致するものは見つかっていません。「豚の鼻」の指紋を持つ男はどこに消えたのでしょうか?
現場からは、指紋のほかにDNA型やA型の血液も採取されていて、トレーナーやヒップバッグなど、犯人の遺留品も数多く見つかっています。警視庁は、犯人は、利き腕が右手の可能性があり、比較的若く、身長170センチ前後でやせ形の男とみて、現在も40人態勢で行方を追っています。
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