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- 匿名
- 15/12/16 23:37:33
フジテレビ系(FNN) 12月16日 17時11分配信
子どもが、ボタン状の電池を誤ってのみ込んでしまう事故が相次いでいる。東京都の対策協議会は、業界団体やメーカーに改善を求める報告書をまとめた。
人間の体液と似た成分の液体に浸してある鶏肉。
その上にボタン電池を置く実験映像では、ボタン電池を置いて10分後ぐらいから変色し始め、鶏肉と電池の間から、泡が出始めた。
さらに、20分後には、鶏肉にボタン電池の大きさのくぼみができた。
ボタン電池は、誤ってのみ込んだ場合、食道にとどまりやすいという。
放電により、1時間ほどでも潰瘍ができたり、穴が開いたりする危険がある。
しかし、東京都が実施した調査で、およそ2割の親が、子どもが誤飲しそうになった経験があると答えている。
誤飲事故は、2010年以降、東京都が把握しているだけでも、45件あった。
1歳の男児が、2カ月入院した例もあったという。
ボタン電池を使用するものには、ねじで固定されて、取り出しにくいものもある。
一方で、落下したときの衝撃で、簡単にふたが外れるものや、子どもでも簡単に包装を開けられる電池もあり、問題となっている。
このため、東京都の対策協議会は、業界団体やメーカーに、包装を子どもが開けられないようにするなどの改善を求める報告書をまとめた。
報告書では、ボタン電池の中でも、コイン形リチウム電池の誤飲が、死に至ることがあり、消費者へ強く注意喚起していく必要があるとしている。
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