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- 15/12/08 01:25:08
更生願い心のラーメン 帯広の店主、少年院慰問30年
北海道新聞 2015年12月07日 06時40分
【帯広】帯広市内でラーメン店「北京亭」を営む山本文憲さん(71)と次男義典さん(31)が6日、帯広少年院を慰問し、院生に出来立てのラーメンを振る舞った。今年が30回目の節目で、院生は山本さん親子が心を込めて作ったラーメンを、一口一口かみしめるように味わった。
山本さんが更生を願って1986年から、寒くなるこの時期に熱々のラーメンを提供している。店から持ち込んだ大鍋で麺をゆで、熟練の手つきで湯切り。チャーシュー4枚、メンマ、ネギ、のりを添えて完成させた。ほかに、コシヒカリの新米を炊いたご飯、ゆで卵、漬物を用意した。
院生30人は「姿勢を正して、いただきます」と大きな声で手を合わせた後、湯気の立つラーメンを一心にすすり、旺盛な食欲で丼を空にした。食事後、代表の院生が「この味を忘れることがないようにしたい。感謝の気持ちを持って生活してきたい」と述べた。
文憲さんは「ありがたい言葉をもらった。彼らの励みになれば」と目を細め、穏やかな口調で話した。(折田智之)
http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/hokkaido/region/hokkaido-201512076916?fm=topics
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