ボート元日本代表・遠藤光容疑者、強姦未遂で逮捕

スポーツ報知 9月8日(火)7時2分配信

　アパートに侵入して女性に乱暴しようとしたとして、警視庁捜査１課は７日午前、強姦（ごうかん）未遂と住居侵入の疑いで、ボート競技の元日本代表でＮＴＴ東日本社員の遠藤光容疑者（２６）を逮捕した。遠藤容疑者はボート競技の強豪、ＮＴＴ東日本の主力選手で犯行前後にも大会に出場していた。日本ボート協会の平岡英介理事は本人とＮＴＴ東日本に対し、資格停止などの処分を検討していることを明らかにした。

　逮捕容疑は７月１６日午前３時ごろ、東京都北区のアパート１階の部屋に窓から侵入し、寝ていた住人の２０代会社員女性の両手首を粘着テープで縛り、目隠しをして乱暴しようとした疑い。女性に抵抗され未遂に終わったが、女性宅の玄関ポストには、遠藤容疑者のメールアドレスと「事件についてばらされたくなかったらメールしろ」と書かれた紙が残っていたという。

　同社によると、遠藤容疑者は入社した２０１２年、全日本選手権のかじなしフォアで優勝。１３年の世界選手権に出場し、７位だった。現在もチームの主力として活躍しており、犯行後にもオックスフォード盾レガッタ（８月２２、２３日）でも男子エイトで優勝している。１０日からは全日本選手権に出場予定だったが、本人はもちろん、チームの参加も絶望的だ。

　同社は「弊社社員が逮捕されたことは誠に遺憾。事実を確認して厳正に対処する」として解雇を含めた処分を検討している。