匿名
脱サラして生活弱者手助けの便利屋に
デーリー東北 2015年07月20日 11時00分
お年寄りやシングルマザーら生活弱者の手助けをメーンに据えた便利屋が、7月に八戸市内で開業した。「八戸のおつかい屋さん・晴々」。少子高齢化や核家族化、一人親世帯の子育てなどが社会問題となる中、八戸市小中野の松原晴美さん(49)が「地域福祉のためになる仕事がしたい」と脱サラした。国が設けた経営相談所の一つ「青森県よろず支援拠点」のバックアップを受けて起業。買い物代行を中心に草刈りや庭の手入れ、お出掛けの付き添いなどのニーズに対応し、地域密着型のビジネス展開を目指す。
昨年12月に実家がある小中野地区に戻った松原さん。高齢化が進行する地域の現状を目の当たりにして、福祉ビジネスへの思いを強くしていったという。
3月に勤めていた市内の運送会社に辞表を提出し、その月末に市内で開かれた県主催の創業起業合同相談会・説明会に参加。5月に退社し、青森市の21あおもり産業総合支援センターに設置された支援拠点で、担当者のアドバイスを受けながら創業準備を進めた。
当初はさまざまなアイデアを持っていたが、免許・資格の有無、競合他社の動向、ボランティア活動との差別化などを踏まえ、便利屋業に絞り込んだ。
スタッフは松原さんを含め3人で、営業エリアは市中心街のほか白銀、湊、小中野、白山台の各地区。買い物代行に関しては、大手スーパーなどが配達サービスを展開している現状もあるため、地元の小規模店などと連携していく考え。
開業初日の14日は、小中野地区の見付重吉さん(77)宅に、近所のスーパーで買い物した果物やデザートを届けた。「いいね。とても助かる」と見付さん。翌15日は折り込みチラシを見て依頼してきた諏訪地区の住宅で草刈りを3時間した。
遺品整理や子どもの見守り活動の代行といった仕事も舞い込む。松原さんは「自らの生活もあるので、当面は実績を増やしていくしかない」としながらも、「少しずつ福祉分野の幅を広げて、地域への貢献を強めていきたい」と意気込んでいる。
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便利屋の料金は基本1時間2千円(税別)で、高齢者らを対象にした特別料金も設定。今月中は開業記念として半額で依頼を受け付ける。問い合わせは、八戸のおつかい屋さん・晴々=携帯電話080(5730)8833=へ。【写真説明】〝初仕事〟で買い物を届ける松原晴美さん(右)=14日、八戸市内
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