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- 匿名
- 15/07/18 09:30:27
日本人初の快挙!太田“最後の覚悟”でつかんだ世界一
スポニチアネックス 7月18日(土)7時1分配信
◇フェンシング世界選手権(2015年7月16日 ロシア・モスクワ)
日本人初の世界一に輝いた。男子フルーレ個人の決勝トーナメントが行われ、08年北京五輪個人銀メダリストの太田雄貴(29=森永製菓)がアレクサンダー・マシアラス(21=米国)との決勝を15―10で制して初優勝した。日本勢の大会制覇は全種目を通じて史上初の快挙。20年東京五輪招致にも尽力した日本の顔が、来年のリオデジャネイロ五輪へ大きな弾みをつけた。
金メダルに自然と笑みがこぼれた。「1つ目標を達成した。言葉にできない」。そわそわしながら太田は表彰台の一番高い場所に立った。30歳で迎えるリオデジャネイロ五輪について「今はリオで一区切りだと思っている」と五輪後の現役引退を示唆した第一人者は、「人生の最後の世界選手権になるかもしれないと思って挑んだ。最後の最後でこうやってタイトルを獲れて本当にうれしい」と喜びをかみしめた。
マシアラスとの決勝は7―2から連続して5点を許し、追いつかれた。それでも29歳のベテランは守りを怠らず、多彩な攻めで向かった。最後は相手の胸を突き、金メダルを決めた。「試合の中でも、攻防を随所に変えることができたのが非常に良かった」と自画自賛。戦略面を重視し、ついに頂点にたどりついた。
新たな勲章が加わった。「昔から“日本初”とか“何回連続”とか好きで、常に目標にしてやってきた」と父・義昭さん(62)。太田は北京五輪は個人で銀メダル、ロンドン五輪は団体で銀メダルと2大会連続でメダルを獲得し、歴史を切り開いてきた。ついに世界一の称号を勝ち取り、日本の競技史の新たな一ページに名前を刻んだ。
ゴールは五輪の金メダルだ。
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