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匿名
時事通信 7月1日 18時15分配信
高齢妊娠でのリスクが高い流産やダウン症などの原因となる染色体数の異常が、本来よりも早期に染色体が分離することによって引き起こされることを、理化学研究所多細胞システム形成研究センターの北島智也チームリーダーらの国際共同研究グループが突き止めた。論文は1日、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ電子版に掲載された。
これまでの研究では、細胞の染色体同士をつなぎ留める「コヒーシン」というたんぱく質が加齢に伴い減少することで、染色体の分配が正常に行われなくなり、染色体数の異常が見られることが明らかになっていた。
今回の研究では、老化したマウス(16月齢)から卵子の元になる卵母細胞275個を取り出し、1度目の減数分裂の様子を調査。その結果、染色体分配の誤りが起きた20個の細胞の多くで、本来よりも早く染色体が分離していたことが判明した。
また、不妊治療を受けている比較的高齢な患者の卵母細胞でも、早期に分離したと考えられる染色体が見られた。これらの結果から、加齢によりコヒーシンが減少することで染色体の結合が緩み、適切なタイミングより前に分離することで分配の誤りが発生すると推測されるという。
北島リーダーは「コヒーシンが減少する原因を解明し、染色体の分離を抑える方法を考えていきたい」と話し、不妊治療にも生かしていきたい考えを示した。
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