官能?

  • なんでも
  • イヤ
  • PC
  • 05/08/12 13:29:16

僕はとある大学に通う2年生だ。
家の近所には誰もが知っている有名大学があるというのに、
僕はわざわざ電車で2時間もかけて誰も知らない3流大学に通っている。
父は祖父から受け継いだ土木会社を営んでいる。
いわば2代目だ。
父と母は見合い結婚。
結婚後、すぐに子供が生まれた。
それが兄だ。
そしてその2年後に僕。
兄は1流大学、そして僕は3流だ。


2003年、夏。


僕の部屋は3階にある。
1階は会社の事務所になっており、2階、3階が住居だ。
僕の部屋の窓からは青々と茂った街路樹が見下ろせる。
大学も夏休みに入ったというのに、これといって予定も無い僕は毎日のように部屋に閉じこもっていた。
家を出ることといったら、近所の自動販売機にタバコを買いに行く時くらい。
肌寒いほどにエアコンの効いた8畳ほどのスペースの中でゲームをしたりビデオを見たりとダラダラと毎日を過ごしていた。
二十歳前後の学生の夏休みといったら友人達と海へいったりキャンプをしたりとあるだろうが、
僕にはあいにくそんな友人も予定もなかった。
僕はまさに引きこもり、そのものだった。


両親は僕達の教育の為にいくらを費やしたのだろう。
時々そんなことを思う。
結果、兄は期待に答えた。
僕はというと自他共に認める不本意な結果だ。
「今さら学歴社会だなんて・・・」
そう言い訳することはできても目の前にいる兄は毎日が充実しているように見えて仕方がなかった。
父はそんな僕を責め立てる言葉をいくつも持っている人だ。
最近では家の中で顔を合わせても、めったに口をきくこともない。
一方、母はとても穏やかで優しい性格の人だった。
皮肉な事に、僕は母に優しくされればされるほど、とてもみじめな気分になった。
自分の腑甲斐無さをイヤでも実感させられてしまう。
いっそのこと、母も父と同じように僕を蔑んだ目で見てくれればいいのに・・・
優しい母が憎かった。そしてうとましかった。
負けしか知らない僕の心はどうしようもなく歪んでしまっていたのだ。

  • 0 いいね

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ママ達の声投稿されたコメントを掲載しています

画像表示ON・OFF

    • 05/08/12 14:11:04

    ダンスダンスレボリューション

    • 0
    • 05/08/12 13:59:42

    夏のフラダンス大会の練習を2人でしていた


    チャンチャン

    • 0
    • 13
    • おい
    • KDDI-HI31
    • 05/08/12 13:58:11

    なげぇんだよ。

    • 0
    • 12
    • そんで②
    • KDDI-TS31
    • 05/08/12 13:57:14

    続きは…?

    • 0
    • 11
    • 仙台
    • KDDI-KC32
    • 05/08/12 13:51:58

    主さん 長いごど!読みながら 寝ったどわ!

    • 0
    • 10
    • ぱんぱ
    • P901i
    • 05/08/12 13:50:50

    この話ネットであったよ!たしか近親相姦の話だったような…

    • 0
    • 05/08/12 13:48:28

    兄の部屋のドアのスキマからぼんやりと光が漏れているのに気が付いた。
    建て付けの狂ったそのドアは、いつも1センチほどのスキマが出来てしまう。
    僕は自分の部屋に入る途中、何気なくその光の奥に目をやった。


    ・・・母と兄が・・・

    • 0
    • 8
    • うい。
    • PC
    • 05/08/12 13:48:17

    携帯だと、読むの大変そう(~△~)ネム・

    • 0
    • 7
    • はい
    • KDDI-SA32
    • 05/08/12 13:46:45

    趣味糧にあるからそちらでドゾー

    • 0
    • 6
    • ながっ!
    • N900i
    • 05/08/12 13:39:56

    でも続きが気になる(o>∀<)o

    • 0
    • 05/08/12 13:37:57

    続きは?

    • 0
    • 4
    • ながっ!
    • KDDI-SA33
    • 05/08/12 13:37:22

    まだ続くんだろ!感想言うけどまとまりなくつまらない。眠気がくる。

    • 0
    • 3
    • もー
    • SH900i
    • 05/08/12 13:36:56

    トピ違いだっちゃ!!!!
    (○`ε´○)

    • 0
    • 2
    • ん?
    • N900i
    • 05/08/12 13:32:19

    何?全般じゃなくて趣味のほうにトピたてれば良かったんじゃない?
    要は自作小説を読んでほしかったんだよね?

    • 0
    • 05/08/12 13:31:44

    母は週に4日ほど近所の運送会社で事務のパートをしている。
    家で事業を営んでいるのだから、そこで事務の手伝いでもするほうがよっぽど気が楽だと思うのだが、
    母は5人ほどの従業員達に気を使わすのはイヤだと言ってきかなかった。

    母がパートから戻ってくるのは決まって5時30分だった。
    そしてその時間になると、必ず僕の部屋に立寄り、今晩の夕食は何がいいかと聞いてくる。
    「うるせえなっ、何でもいいよっ」
    僕はまるで早く部屋から出て行けと言わんばかりの表情でそう答える。
    母は近所のスーパーに行ってくると言い残し部屋から出ていく。
    いつものやりとりだ。


    部屋の窓を開けると赤い自転車に股がる母の姿が見えた。

    母は48歳。
    僕を優しさでみじめにさせる母が憎い反面、同時に僕は母を性の対象にしていた。
    もっとも身近な異性である実母という存在を、僕は想像の中だけではあるが汚していた。


    母は決して美人というわけではない。
    ただ年齢の割には小奇麗にしていて、見る人から見ればそれなりに魅力的な熟女なのかもしれない。
    本人は太り気味の体型を気にしてか近所の奥さん連中と共にエアロビクスのようなものに通ったりして、何かと若作りに励んでいる。
    とはいっても48歳。
    例外に漏れず化粧も濃く、顔立ちが濃いせいもあって場末のスナックのママのような雰囲気もある。
    母の魅力を一言で言うなら、その熟れきった肉体だ。
    中年太りではあるが、色白で何といってもオッパイが大きい。
    歳のせいか垂れてはいるが、普段何気ない動作をしただけでもユサユサと乳房を揺らしている。
    不規則に揺れ動くその胸には、まるで何か別の生き物でも入っているのではないかと思うほどだ。
    子供の頃、家に遊びにきた友達が


    「おまえのかあちゃん、スゲーおっぱいでっけえなっ、デカパイだなっ」


    などと露骨に言うやつもいた。
    ある日、一階の事務所に出入りしている若い職人が、外に干してある母の下着を盗んでいる現場を目撃してしまったこともあった。
    この夏場などはどうしても薄着のため、服の上からでも胸元のブラジャーのレース模様がくっきりと浮かび上がっている。
    実の親子とはいえ、僕はそれをこらえるのに必死だった。


    父は仕事柄、家を空ける事が多い。
    地方の現場ともなると1か月近く戻ってこないこともある。
    そんな夜はいつにもまして母に対する歪んだ想像力が膨張した。
    もちろん現実に近親相姦など出来るわけもない。
    そんな事は望んでもいなかった。
    ただ生活の中での母の何気ない動作から生まれた刺激的なシーンを何度となく再生し、そして勝手に発展させていく。
    空想の中だけで僕は充分だった。


    (半ひきこもり状態の息子が実の母親にイヤラシイ視線を向けている)


    僕はそんな自分の歪んだ思いを気付かれまいとして、普段から母には冷たいほどに素っ気なく接してきた。

     

    • 0
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