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- 15/05/28 18:03:35
産経新聞 5月28日 8時21分配信
三重県内で捕獲された熊を、同県の担当者が隣接する滋賀県の山中に放していたことが27日、分かった。同日早朝には、滋賀県多賀町で女性が熊に襲われて重傷を負う事故があり、滋賀県側はこの熊の仕業だった可能性があるとみて、知事名で三重県に抗議する方針。三重県側は落ち度を認めて同町に謝罪し、滋賀県への謝罪も検討している。
三重県獣害対策課によると、同県いなべ市で今月17日、ツキノワグマ1頭が捕獲され「麻酔で眠らせた上で、滋賀県境の山中に放した」と発表。しかし、実際には三重県の放獣担当者は県境を越え、滋賀県多賀町で熊を放したが、滋賀県に連絡していなかった。
その後、同町で27日早朝、女性(88)が自宅近くで熊に襲われ、頬骨を折るなどの重傷を負った。滋賀県によると、これまで同町内での熊の目撃情報はほとんどなく、三重県が放した熊の仕業ではないかとみている。
捕獲した熊の処置は、自治体によって対応に差があるのが現状という。滋賀県は熊の保護管理計画で、麻酔をかけた上、捕獲場所と同じ市町で放獣する-などと定めているが、三重県は放獣場所についての明確な規定がない。滋賀県自然環境保全課の担当者は「連絡もせず他県に熊を放すなど常識では考えられない」と憤っている。
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匿名