ビーデル、流石ミスターサタンの娘だけある。自分達よりも強い人間は沢山いることを知らず、自分達が一番強いと思い上がっている。謙虚さがない。傲慢だと思う。井の中の蛙とはまさにこのことである。そして、悟飯が、天下一武道大会へ向けて、いざトレーニングをしようとしていたときにも、自分から武道大会に誘っておきながら、「空を飛びたいから、教えてくれ」と押し付けがましく、家まで訪ねて、結局悟飯の貴重な時間を奪ってしまっている。また、謝ることもお礼も言うこともなく、当然とばかりの態度が傲慢であり、非常に厚かましい。この性格は、娘であるパンにも受け継がれている。この頃になったら、ビーデルも母親として落ち着いていていると感じられる。しかし、ファミリーになる前までのあの厚かましい態度はとても腹が立つ。恐らく、サタンの資産と名誉で自分が「特別な存在」であると認識していたから、周りをどこか下に感じていたのだろう。しかし、それにしてもドラゴンボールのサタンシティの住民は、自分勝手で、見識が狭い人間が多いことに愕然とする。そして、ビーデルもまた、自分には力がたいしてないのに、主張が強い。悟飯との力は学力においても、武道においても雲泥の差(いや、それ以上であろう)であるにもかかわらず、尊敬して見習うどころか振る舞いが非常に馴れ馴れしく立場をわきまえていない。正直にいえば、ビーデルに悟飯ほどの才能の豊かで、心優しい青年は勿体ないということばでは言い尽くせないほど、釣り合いがとれていない(提灯に釣鐘)。グレートサイヤマンの存在を知り、2号として活躍をしているようだが、力の差が歴然としているにも関わらず対等であろうとすることは極めて愚かである。潔く、サポートにまわる。これを心がけてほしいものだ。