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匿名
朝日新聞デジタル 1月15日(木)16時19分配信
福岡市は新年度から、登下校時の交通安全のため、市立小学校などの1年生に配っている黄色い帽子について形を男女で統一し、前につばがあるキャップ型にする。
これまでは男子はキャップ型、女子はつばが横や後ろまである帽子だった。
性同一性障害などの子どもに配慮して男女の違いをなくすと同時に、サイズも1種類にして配布業務を合理化するのが狙い。
市によると、帽子は1960年代後半ごろから配り始めたようだ。
男女で別の形にした理由はわからないという。
費用は市が負担し、2014年度は約500万円で予備を含め1万4160個を用意した。
市議会の委員会では昨年、男女別の帽子を疑問視する意見が複数出た。
また、市が事務局を務める「市七区男女共同参画協議会」も帽子の形の統一を求める要望書を提出。
性同一性障害の市民の「(男女別の帽子が)苦痛だった」との声も盛り込まれていた。
画像 今年度の小学1年生に配られた帽子。左が女子用、右が男子用=福岡市役所
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