- ニュース全般
- 匿名
- 14/10/25 15:58:58
東電、再稼働なしで増益 来年3月期 2年連続大幅黒字へ 2014年10月25日 朝刊
東京電力が柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働や電気料金の再値上げがなくても、通常の事業活動による
もうけを示す経常利益が二〇一五年三月期は千二百億~千三百億円になると見込んでいることが二十四日、分かった。
一四年三月期の千十四億円から増益となり、二年連続で一千億円を超す黒字。電気料金の再値上げを
検討している経営姿勢に反発が出そうだ。東電はすでに、この見通しを取引金融機関に伝えた。
東電の広瀬直己社長は一四年四~六月期決算発表の記者会見で
「(発電設備の)修繕を下期に残しており本年度の収支は厳しい」と説明していた。
しかし夏場の気温が低めに推移したため電力需要が昨年より減少し、割高な重油などによる火力発電の稼働が減ったことが寄与。
原油価格の下落やコスト削減効果もあり、利益を押し上げるもようだ。東電は外部の有識者を交えた委員会でもう一段のコスト
削減を検討しており、さらに利益が増える可能性もある。
総合特別事業計画(再建計画)では、柏崎刈羽原発が七月から順次再稼働すると想定して
一五年三月期の経常利益を千六百七十七億円と見込んだが、再稼働なしでこれに近い水準を確保できそうだ。
東電は金融機関に対し、一五年度に三千億円の新規融資を求めている。
さらに一六年度中には社債の発行を再開し、一兆円を調達する方針を示している。
福島第一原発事故の賠償金は経常損益とは別の特別損益という項目に計上される。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2014102502000134.html
- 0 いいね