- なんでも
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私が15才の時、父が白血病になった。
抗がん剤の副作用で熱を出し、口内炎が喉まで出来て話せなくなり、体重も30キロ台まで落ちてしまった。
骨髄検査は15歳の私と弟は出来ず、家族は皆不一致。
もし私が検査出来る年齢だったら‥もし型が合っていたら‥
仕方ないと分かっていても‥今でも苦しい。
意識が危なくなりかけてる時、学校から駆けつけた私の名前を呼び「ごめん‥」と震える手で頭を撫でてくれた。
最後はモルヒネ投与で亡くなりました。
病室の引き出しにあったメモには「家族と離れたくない」「こわい」と小さく書いてあった。
ごめんね。
何も分かってあげられなかった。
何もしてあげられなかった。
私の名前を呼ぶ声が今でも忘れられない。
お父さん、会いたいよ。
一分でもいい、一瞬でも、もう一度会いたい。- 0
08/06/21 10:18:01