匿名
産経新聞 [7/9 15:13]
京都府福知山市の府道で今年6月、府立高校1年の男子生徒(15)が、酒気帯び運転の軽ワゴン車に引きずられ、重傷を負った事件で、京都府警は9日、殺人未遂の疑いで、車を運転していた同市の土木業、古田健二被告(60)=自動車運転処罰法違反罪などで起訴=を再逮捕した。
府警によると、男子生徒が引きずられながらも車をたたいて抵抗し、「止まって」と叫ぶ様子や、車が蛇行しているのを数人が目撃。
こうした証言や現場に残っていたタイヤ痕などから、古田容疑者が男子生徒を引きずっていることを認識した上で振り落とそうとしており、殺意があったと判断したという。
一方、古田容疑者は「事故を起こした認識はあったが、引きずっている認識はなく、警察官に止められて初めて気づいた」と供述しているという。
再逮捕容疑は6月2日朝、
同市石原の府道交差点で、自転車で通学途中だった男子生徒をはねて約1・1キロ引きずり、殺害しようとしたとしている。
男子生徒は右膝を骨折するなど全治約3カ月の重傷を負い、現在も入院中。
事件直後の調べで、古田容疑者の呼気から基準を大きく上回るアルコールが検出された。
逮捕後にはアルコール依存症の禁断症状とみられる体調不良を訴え、勾留が一時停止された。
■生徒「早く学校に戻りたい」
事件に巻き込まれた府立高校1年の男子生徒(15)は、右膝骨折などで3カ月の重傷を負って現在も府内の病院に入院中。
退院の見込みは立っていない状態だが、「早く学校に戻りたい」と学校関係者らに話しているという
生徒が通う高校は農業学習がメーンで、副校長(47)によると「農業に関心をもって自発的に入学してきた生徒で、授業にも意欲的」。
副校長や学年主任、担任らが定期的に病院へ見舞いに訪れているが、右膝の複雑骨折で数回の手術を受けており、当初は憔悴(しょうすい)して、会話もできない状態だったという。
しかし、6月下旬に副校長が訪れた際には、少し元気を取り戻したような様子で、「早く学校に戻りたい」と伝えたという。
同校は今月18日が終業式で、2学期の始業式は8月25日。副校長は「通学中に理不尽な事故に巻き込まれた生徒本人がいちばん悔しいと思う。
できれば夏休み明けには元気な姿で登校してほしい」と話した。
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