匿名
文部科学省の学校保健安全法施行規則が改正され、学校で行われる健康診断のうち「座高測定」と「ぎょう虫検査」が、平成27年度限りで廃止されることになった。子供たちを取り巻く環境の変化に応じ、「省略可能」と判断した。一方、文科省では運動不足などを調べる新たな検査を導入することにしており、学校健診は今後、“現代っ子”ならではの課題に対応した方式に様変わりしそうだ。
◆測定に意味なし?
文科省によると、座高測定は戦時中の昭和12年、内臓の発育などを確認するために始まった。戦後も上半身と下半身の長さのバランスを見ることで、子供の発育状態が測定できるうえ、学校に配備する机や椅子の高さを決めるのにも役立つとして続けられていた。
これまでの調査で、小学3年生の平均座高(男子)の推移をみると、平成25年度は70・2センチで、祖父母世代の昭和33年度に比べて2・2センチ伸びた。この間、身長は6・8センチ伸びており、日本の子供たちの足が長くなっていることが分かる。
ただ、学校現場からは、子供たちの健康管理と座高の関係が分かりにくく、机や椅子の配備にもあまり役立っていないとして、「測定に意味がない」との声が上がっていた。
文科省の有識者会議も昨年12月、身長と体重のデータを活用すれば、座高は省略できると提言。このため文科省は廃止することを決め、施行規則を改正した。
◆検出率1%以下
ぎょう虫などの寄生虫卵検査は小学3年生以下に義務づけられ、昭和33年から行われている。多くの学校で、肛門にセロハンテープを貼り、ぎょう虫の卵の有無を調べる検査を実施してきたが、衛生環境の改善に伴い、子供の寄生虫感染率は激減。過去10年の検出率は1%以下だった。
文科省によると、小学生の寄生虫卵保有は、祖父母世代(昭和33年度)が29・2%、父母世代(58年度)が3・2%に対し、子世代(平成25年度)は0・2%となっている。
ただ、沖縄県など南の地域は今でも発生率が高く、文科省が募集したパブリックコメントでは「子供が感染したことがある」「ゼロになったわけではないため廃止すべきではない」との意見も寄せられた。
文科省は「地域によっては学校の判断で継続するよう指導する」と説明。手洗いの徹底など衛生教育の充実を図るとした上で、「学校の検査がなくなっても、ぎょう虫検査は病院でできるし、キットは市販されている」としている。
■関節・筋肉の新検査導入、現代的障害を早期発見
座高測定やぎょう虫など寄生虫卵検査に代わり、文部科学省は平成28年度から、学校の健康診断で関節や筋肉、骨などに異常がないかを調べる新たな検査を導入する。運動不足でしゃがむことができない子供や、クラブ活動のし過ぎで炎症になる子供が増えており、健康課題の早期発見に努める方針だ。
文科省によると、最近、運動不足が原因とみられる健康問題などが学校現場で多発。「しゃがむことができずに学校の和式トイレを使えない子や、跳び箱で手をついただけで骨折する子が増えている」(学校健康教育課)という。
一方、習いごとやクラブ活動で激しい運動を続ける子供にも、問題が潜在化しているようだ。中央教育審議会は20年の答申で、現代的な健康課題の一つとして「過度な運動、スポーツによる(炎症などの)運動器障害を抱える子供も見られる」と指摘していた。
こうした状況を受け、文科省は学校の健康診断に、運動器障害の早期発見に向けた新たな検査項目を追加。関節や筋肉、骨などの発育状況を調べることにした。今後、検査内容を定めたマニュアルを改訂し、28年度から実施する。
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No.5 匿名
14/05/17 07:41:56
きのう、ギョウチュウぺったんこ持ってきてた。今からしなきゃ!
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No.4 匿名
14/05/12 18:42:48
でも新検査導入は初耳だから、このトピあっていいと思う!
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No.3 主 匿名
14/05/12 16:31:47
トピあったんですね。
失礼しました。
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No.2 匿名
14/05/12 16:27:31
トピあった気がする
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No.1 匿名
14/05/12 16:27:20
トピタイ:学校での座高測定とぎょう虫検査、来年度で廃止 http://mamastar.jp/bbs/comment.do?topicId=2276903
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