- なんでも
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小さい頃から厳格な父でした。門限は五時半だし、友達とあまりゆっくり遊んだことがなかった。
私が高校生の頃バスケットの試合で骨を折ったとき、普段慌てたことのない父が血相替えて学校にやってきた。 先生に病院にすぐに連れていくよう言われると、「乗りなさい」と一言座って背中を私に向けるのです。恥ずかしいし、いいよと断ると「いいから」と。しぶしぶおぶさると、大きい背中が<お父さん>を感じさせました。 そのまま車まで運んでくれて、病院に着いてからもずっとおんぶしてくれました。初めてお父さんの温かさを感じました。そんな私も二十歳で結婚。早い結婚だし、反対覚悟で旦那と頼み込みました。三回目に頼んだとき、「おまえの決めた道だ。幸せになれ。娘をよろしくお願いしますと。」式のときに両親への手紙でおんぶの話しをすると父は泣いていました。初めて見た涙でした。お父さんの厳しさがあったから今の私があるんだな。お父さんありがとう- 0
08/12/07 10:44:36