- なんでも
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うちの父も自殺するまえに家の中の片付けとかをしていたと母が言っていました。
遺書に幸せになれよ。ごめん。ありがとう。と書かれてました。
一人で遺書を書いている父、父は首吊りだったのですが、ひとりで自殺するための準備をしている父を想像したら今までに味わったことのないほんとに胸が押しつぶされるような言葉では言い表せない悲しさが襲ってきました。
父と娘ってお互い素直になれないというか、難しい関係なんですよね。父のこと嫌いじゃないのに冷たい態度をとってしまうと言うか。
でも、父が亡くなったあとに叔父が父が生まれたばかりのわたしを抱っこして今まで見たことのない幸せな気持ちがにじみ出て微笑んでる写真をわたしに渡してくれました。わたしが初めての子供だったので、わたしのことが可愛くて可愛くてたまらないと言っていたそうです。こんなに幸せそうな父の笑顔を見たことがなかったので、わたしはその写真をみて涙がボロボロでてきて止まりませんでした。
わたしも父がわたしにとって大きな存在で大好きだったことにこんなことになってしまったあとに気づくことになって、ほんとに父に申し訳なくてたまらなくて、わたしも父が寂しがっているんじゃないかと思って死にたいと思いました。
でも、わたしの姿を見て母や妹が父はわたしたちが幸せになることを願っていったんだから、そんな姿を父が見たら悲しむよと言われ、母が父は自分の命よりもわたしのことが大切だと言っていたと教えてくれました。
わたしの中には父の血が流れていて、わたしが死んだらわたしの中にいる父もなくなってしまう。わたしの中に父がいるのだから、自分で命を絶つんじゃなく、いつかは人間は死ぬときが来るんだから、そのときが来るまで悔いなく生きよう。と思いました。
わたしは父の子として生まれることができて、ほんとによかったです。- 48
13/04/29 18:57:38