接種後に乳児死亡5件=因果関係不明､ﾋﾌﾞなど へのコメント（No.70）

1種類ずつ接種するのでは、いけませんか。

当然ながら保護者の方が希望すれば、1種類ずつ接種することは可能です。
しかし1種類ずつ接種していては、ワクチン本来のVPDの予防ができなくなってしまいます。ヒブや肺炎球菌による細菌性髄膜炎や百日せきのように乳児期早期からでも発 症を防がなければならないVPDについては、確実な免疫をつけるのに時間がかかってしま う1種類ずつの接種はむしろ危険です。
またロタウィルスワクチンは腸重積症発症との関係で初回接種と接種完了の月齢が厳しく規定されています。
この時期に推奨されるワクチンはどれも優先的に受けたいワクチンですので、同時接種でなくては受けることが大変難しくなってしまいます。
こういうことも含めて、0歳に限らずどの年齢でも可能であれば同時接種を すすめています。