インフラ老朽化 地方自治体は改修費不足

匿名

現実問題

13/01/05 10:18:33

インフラ老朽化 地方自治体は改修費不足…東京・国立市7割足りず
産経新聞 1月5日(土)7時55分配信

 昨年12月に起きた中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故を機に、全国でインフラや公共施設の老朽化が問題となっている。

インフラの9割を管理する地方自治体では予算規模が改修に追いつかず、放置されたままになっているのが現状だ。

築30年以上の公共施設が8割を超える東京都国立(くにたち)市では、今後10年間で改修費の7割が不足することが判明し、インフラ管理の見直しに乗り出した。

 ◆7割足りず

 国立市は昨年4月、将来的な公共施設の再整備について公民連携(PPP)のノウハウを持つ東洋大PPP研究センターに試算調査を委託。

結果、今後10年間に老朽化施設の建て替えや大規模改修に必要な約198億680万円のうち73%に当たる約144億5890万円の予算不足が生じることが判明した。
今後50年では、450億7870万円のうち42%の約189億3300万円の不足となる。

 同市の公共施設の老朽化率は80・9%と行政による調査などで把握できる都内9市で最高。
次いで西東京市の71・2%、八王子市の67・1%と続く。

国立市は高度経済成長期に他の自治体に先駆けて都市化した分、早く老朽化が生じた。
他の自治体でも同様のケースが相次ぐとみられる。

 国立市では、公共施設の半数以上は校舎など教育関連施設で、最も古い校舎は小中学校ともに築50年近くになるという。
校舎の大半は耐震化は終えているものの、建て替えや大規模な改修を行う予算は足りず、放置されたままとなっている。

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コメント

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  • No.2 つづき

    13/01/05 10:28:47

    >>1
     --政府が取り組むべきことは

    A:高度経済成長期は増えた税収でインフラを積極的に整備したが、そのモデルはバブル崩壊によってすでに崩れ去っている。

    今後、身の丈に合わせなければならないとすれば、最優先となるのは命に関わるインフラの維持補修、更新、投資だ。

    しかし、借金が膨らみ限られた予算で全てのインフラを維持管理することはできないので、選択と集中が必要となる。

    残すべきインフラを厳選し、徹底的にしっかりと管理する。

    国がこうしたメッセージを地方に向けて出すべきだ。

     --住民はどう考えるべきか

    A:『本当に必要なインフラは何か』『どのインフラを残すべきか』と優先順位を付けていく作業をしていくことが大切だ。

    ★個々人の利益ではなく、より深刻になった状態で子や孫の世代に問題を先送りしてはならないという強い意志が求められているといえる。


     【用語解説】国立市

    人口7万4668人(平成24年末現在)
    大正15年、プリンスホテルの前身の箱根土地が一橋大を誘致し、都市開発に着手。
    国分寺と立川の中間にあることから命名された。
    高度経済成長期の団地建設に伴い、人口が増加し、昭和40年前後に整備されたインフラの老朽化が問題となっている。


     【用語解説】公民連携

     行政と民間が役割分担し、連携して事業を行うこと。
    行政による市民サービスや都市開発などを、民間団体や民間事業者に委託することで、財政コストなどの削減を図ることができる。

    「パブリック(公)・プライベート(民間)・パートナーシップ(連携)」の頭文字を取り「PPP」と略称される。

  • No.1 トピ文より続き

    13/01/05 10:23:34

     ◆解消は50年後 

     調査では、建て替えにPPPの手法を用いた場合でも、予算不足がほぼ解消されるのは50年後となることも分かった。

    市は、今年度中に建て替えや改修の際の基準とする基本計画をまとめ、来年度から小中学校の統廃合など老朽化施設の再編に着手する。

     市の担当者は「すでに壊れた施設であってもすべてを補修できていないのが現状。壊れる前に維持管理を行うなんて、とても予算が追いつかない」と話している。

     ■「維持管理 選択と集中を」
    東洋大PPP研究センター長 根本祐二教授

     緊縮財政の中でコストを抑えつつ、安全を確保できる道はあるのか。
    発想の転換と、公民連携の導入の必要性を訴える東洋大PPP研究センター長の根本祐二教授(58)に聞いた。

     --膨大なインフラを、少ない予算で補修するジレンマを解消する手立ては

    A:社会保障費の増大などを受け、今ある予算で機能を落とさずに、安全を確保するには、公共施設を大胆に減らさなければならない。

    それを3つの原則に分けて考えたい。

    まず『広域化』

    地域に1つしかない中央図書館や博物館などは隣の町と一緒に使う。
    今までの『隣町にもあるから自分の町にも同じものを』というワンセット主義の発想を切り替えるべきだ。

     --2、3番目は

    A:次に学区単位の小中学校や老人福祉施設、公民館などは、学校を建て替える際に、デイケア施設や保育所などさまざまな機能を取り込み『多機能化』することで数を減らせる。

    最後に、自治体が資産を持たない『ソフト化』が必要。

    集会所や公営住宅は、民間の施設を借り、行政は補助を出すという方式に変える。

    この3原則で、具体的な施設の再配置を考えていかなければならない。

     --トンネルや橋、道路は

    A:『雨漏りする天井をふさぐ』ことを事後保全と呼び、『雨漏りしないよう日ごろから管理する』ことを予防保全と呼ぶ。

    インフラの事故を未然に防ぐには予防保全しかない。

    日本のインフラの9割以上は市町村の管理だが、限られた予算の中で、すでに問題が出ているものに対する事後保全を優先せざるを得ず、予防保全まで行きつかない現状がある。
    予防保全を民間委託すれば事後保全費がかからなくなり、インフラの寿命も延び、最終的にコスト削減につながる。

    少ない予算でも3原則と予防保全の民間委託によってコストを3、4割削減することは可能だ。

    つづく

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