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- 匿名
- 12/12/09 14:07:43
「海の男が命がけでとりました」
2012/12/09(日) 12:31
37人の子どもたちが生活する富山県高岡市の児童養護施設「高岡愛育園」に8日、30~40歳代とみられる男性が訪れ、高級魚として名高い氷見漁港産の寒ブリ2本を置いて立ち去った。
同園には昨年も寒ブリ2本が贈られ、今年も手紙には「寒ぶりを愛する男より」と記されていた。
子どもたちは一足早いクリスマスプレゼントに大喜びだった。
同園によると、男性は午後2時半頃、白い乗用車で訪れ、玄関から約15メートル離れた電柱の脇に、発泡スチロール箱2個と大根5本を入れた段ボール箱を置いた。
事務室にいた女性職員が気付くと、手招きするようなポーズを取り、何も言わずに立ち去ったという。
箱には、氷見漁協(氷見市)のお墨付きである「ひみ寒ぶり」の文字と登録商標が記され、丸々と太ったブリは体長約1メートルで、重さ10キロと8キロ。
県内鮮魚店によると1本3~4万円で取引されているという。
手紙には「海の男達が大波の中、命がけでとった寒ぶりです」と手書きで記されていた。
玄関に集まった子どもたちからは「ブリでっかい」など歓声がわいていた。
近くの鮮魚店が無償で協力してくれることになり、寒ブリは8、9日の同園の夕食の刺し身や焼き魚に。
村本武史理事長は「2年続けての善意に、子どもたちも私も感謝しています」と話していた。
読売新聞
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