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- 12/11/03 13:44:39
暴力団と共生?対立?
産経新聞 2012/10/25 10:15
ヤクザ(黒)でも堅気(白)でもないグレーゾーンにあたることから、「半グレ」と呼ばれる不良集団が近年、繁華街などで暴力事件を繰り返し、社会問題化している。
中には振り込め詐欺や貧困ビジネスにま で手を出す集団も現れているが、暴力団 と違って暴対法や暴排条例の網にかから ないことから、急速に勢力を拡大してい る。
代表的な半グレが東京都内を拠点とする関東連合だ。元々は暴走族の連合体で平成15年ごろに解散したとされる。
しかし、歌舞伎役者の市川海老蔵さん(34)が暴行を受けた事件や東京・六本木のクラブ襲撃事件などでOBらの名前が浮上しており、現在も当時の人脈などを使って個々に活動しているとみられる。
ノンフィクション作家の溝口敦さんは、「半グレを対象とした法の整備は進んで おらず、専属で取り締まる警察内の部署 も明確には決まっていないのが現状だ」 と指摘する。
また、こうした背景以外に半グレが台頭する理由について、大阪府警の捜査関係者は、暴排条例で身動きが取りにくくなった暴力団が半グレ団体と連携し、新 たなシノギ(経済活動)に乗り出してい るとみる。その一方で、暴力団員と衝突するケースも少なくない。昨年12月、六本木で山口組系幹部らが襲われた事件でも半グレの関与が指摘されている他、大阪・ミナミでもシノギをめぐり、半グレと暴力団員がいさかいを起こすケースがあるという。
溝口さんは「半グレの台頭で、暴力団の領域は浸食されてしまうのでは」と話している。
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