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沖縄よ「オスプレイが来れば…」と泣いても遅いで
配信元:産経新聞
2012/07/19 12:01
【40×40】
何や、毎週金曜の首相官邸の前のデモは。
反原発に便乗して、反オスプレイ(米軍の垂直離着陸輸送機)のプラカードも見えるが、新聞・テレビも尻馬にしっかり乗って日本中大騒ぎやないか。
危ない危ないて、そりゃ、形あるものはいつかは壊れる。
ましてや初の垂直離着陸も可能なプロペラ固定翼機や。
人類が初めて手にした画期的な乗り物が、できたてで事故起こさんハズないやろ。
しかも、あれほど戦(いくさ)続けながら自国の兵の命だけはきっちり守ろうとするアメリカさんや。
新兵器にも改造に改良を重ねとるハズや。
そもそもジェット機しかり、ヘリコプターしかり、いや飛行機みんな、あんな重いもんが空浮くこと自体信じられんが、どんな機種も当初はテストパイロットが何人も命を落とした。
そして今や地球上で一番安全な乗り物になったんや。
今は生みの苦しみで、事故のことばっかり話題になっとるが、何でオスプレイのポテンシャルに気が向かんのや。
従来のバートルの2倍の速度、3倍のペイロード(積載量)、4倍の航続距離、しかも空中給油もホバリングもできる。
こんな空の機動力を何で米軍より先に自衛隊が手にせん。
このオスプレイをヘリ空母型護衛艦「いせ」「ひゅうが」に載せて運用したら、尖閣諸島をはじめ、離島防衛力が飛躍的に上がる。
それだけやない。
沖縄の民はオスプレイが米軍基地に配備されたら、普天間飛行場どころか全米軍基地の撤廃をすると息まいとるが、そりゃあ沖縄の人、先の大戦中の悲惨な戦いの後、大きな災害に巻き込まれてないから、そんなに元気なんや。
内地の人や東北の民は違うぞ。
昨年の東日本大震災直後の米軍の「トモダチ作戦」なんかどうせヨソの国の話やと思うとるんやろ。
全地上航空機が津波で流されたにもかかわらず、仙台空港が驚異的な早さで復旧したのは米軍の機動力によるところが大きい。
東北の沖に緊急展開した原子力空母からはシーホークが休む間もなく、飛び立ち、衣料や食料などの支援物資を東北各地に届けたのを日本人は忘れたんか。
沖縄の民よ。
手ぐすねひいて待ちかまえとる侵略者が大挙して上陸してきて、「ああオスプレイが来れば助かったのに…」と泣いても遅いで。
(カメラマン 宮嶋茂樹)
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