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- 匿名
- 12/04/14 08:21:29
花王は9日、沢田道隆取締役(56)が6月 28日付で社長に昇格する人事を発表した。 尾崎元規社長(62)は代表権のない会長に 就く。 沢田氏は研究開発部門を副統括する最年少 取締役で、10人抜きの昇進となる。 日用品の国内市場の成熟が進むなか、花王 は海外展開で出遅れている。 経営陣の若返りで国内事業のテコ入れと海 外事業の強化などに取り組む。
在任8年の尾崎社長は産業再生機構の支援 の下で再建を進めていたカネボウ化粧品や 英高級化粧品のモルトンブラウンを買収。 昨年11月には中国の化粧品大手、上海家化 連合公司(上海市)と業務提携した。 ただ、海外売上高比率はユニ・チャームや 資生堂の4割以上に比べ20%台にとどま る。
一方、国内では技術力とマーケティング力 で日用品業界のけん引役を果たしてきた が、 最近はヒット商品が少なく、有力商品で シェアを切り崩される例が目立っていた。
研究開発畑の沢田氏は記者会見で「絶えざ る革新とグローバル化を推進する」と強調 したが、 海外事業の強化とヒット商品開発の双方が 求められる。 マーケティング統括の神田博至氏(62)、 販社社長を兼ねる高橋辰夫氏(60)の 2人の代表取締役専務とのトロイカ体制で 巻き返しを図る。
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私も