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- 11/11/26 18:29:57
東北弁によるラジオ体操
(11/26 10:10 Excite Bit コネタ)
世間では密かなブームなようだが、確かに“方言萌え"する瞬間は私にもある。それは、女性に対しても男性に対しても。古くは、『スケバン刑事』の南野陽子。内藤大助の北海道弁やネゴシックスの島根弁にキュンときたこともある。そんな私には、この映像もどストライク。YouTube上で9月下旬より公開されている「おらほのラジオ体操」は、訛っている。東北弁による号令で取り組むラジオ体操なのだ。もう、とにかく動画をご覧いただいた方がいいだろう。「ンデば メーガラ 上サ アゲデ オッキグ 背伸びッコ スッペシ(腕を前から上にあげて、大きく背伸びの運動)」「前下サ 曲げっペッチャ ヤッケグ 弾みコ つけデ3回 オゴステ ウッショサソッケッテ(前下に曲げます やわらかく弾みをつけて3回 起こして後ろそり)」「スンコチュウ オッキグ イギバ 吸いゴンデ ハギスト……(深呼吸 大きく息を吸い込んで吐きます……)」このラジオ体操を観ていると、随分遠い土地に来た気がしてしまう。あまりにも耳馴染みのない言語が飛び交っているから。だが、その訛りっぷりは悪くない。素朴な感じがするし、何というか“ほっこり"です。でも、どんな目的を持って、この動画は制作されたのだろうか? まず、このプロジェクトのために「おらほのラジオ体操実行委員会」なる組織が結成されたという。同委員会によって、被災地コミュニティ再生のために「おらほのラジオ体操」は撮影されているのだ。では、なぜラジオ体操なのか? それは同委員会のスタッフが、「いくつかの避難所でラジオ体操が復活している」という情報を耳にしたから。ラジオ体操は、日本が誇るヘルスプロモーション(健康増進活動)の成功例。それを、東北のお国言葉で行う。そして、発信する。その音頭に合わせ、日本全国がラジオ体操をする。そうすることで、地域住民の連帯感を高めたい。なおかつ、東北の方々の元気な姿を、共に感じてもらいたい。一緒にラジオ体操ができるし、日本の笑顔が一緒になるのだ。そんな目的を持ってスタートした、この動画プロジェクト。撮影は震災半年後の9月10~11日に、石巻市内で行われたという。出演しているのは、地元住民の方々。そして、東北弁で勢いよく号令発声してくれているのは、地元タレントの本間秋彦さんである。これが皆さん、いい笑顔で! 間違いなく、地元の方々は前を向いて歩いている。それが、しっかりと伝わる映像になっていました。また、この「おらほのラジオ体操」はCDとしても発売されている模様。価格は500円で、そのうちの200円は災害復興義援金となるそうだ。実に深い意義を持った動画なのだが、試しに気軽に観てみてほしい。単純に、衝撃だから。こんなラジオ体操は、初めてだった。そして、観ると明るい気持ちになります。(寺西ジャジューカ)
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