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野田総理はTPP交渉参加を記者会見で表明し、意気込んでハワイでのAPECに乗り込みました。
しかし、一番のハイライトと言える、TPP首脳会合に出席する事すら出来ませんでした。
「これまで議論してきた大枠を確認する会合だったので日本を入れなかった」と関係者は言ってますが、そんな話ではありません。
あそこに日本が入るのと、入らないのでは、経済的政治的に意義、重要性が決定的に違ってきます。
あの会合を世界に向けてショーアップしたいオバマ大統領は、むしろ日本に出席して欲しいはずです。
しかし敢えて日本の出席を拒んだ。
なぜか?
それは、インド洋の給油活動から撤退し、普天間移設問題で日米合意を踏みにじった末、何とか関係を改善したいと焦っている民主党政権の足元をみて、タタミかけ
米国「入れてあげようか」
日本「入れて下さい」
という構図を作ろうとしているからでしょう。
交渉は常にゲームはつきものですが、同盟関係を考え今までは必ず事前調整していました。
そもそも参加表明するならTPP集中審議を行った予算委員会前に表明し、国会を通して戦略的意義、メリットデメリット、その対策について説明すべきでした。
これでは自由貿易論者の私も「民主党政権では交渉能力無いのでは・・・」と心配になります。
昨日、加藤勝信衆議院議員の国政報告会で講演する為、岡山市に行ってきましたが、多くの方が自由な貿易環境は日本の利益だけど、民主党政権の交渉力では不安だと言っていました。
まず国民の不安を払拭することが総理の責務です。
以上- 0
11/11/14 20:44:49