• No.670 菅は辞めますが、その責任は?

    11/08/26 08:49:56

    首相きょう退陣表明 原発対応再検証 全ての不信、東電はけ口
    産経新聞 8月26日(金)7時57分配信

     「東電のばか野郎が!」

    首相の菅直人が、福島第1原子力発電所事故をめぐり東京電力への怒りを爆発させたのは3月15日、東日本大震災の発生から4日後のことだった。

     本紙は同月11日の大震災から1週間後の検証記事で「東電が後ろ向きな姿勢だったことに、菅が不信を募らせた」とした。

    だが、その後分かってきたのは、現場を理解しない上スタッフも信用せず、イライラを「東電不信」という形でぶつける最高指揮官の姿だ。
    冷静さを失った菅が自ら作り出した「東電不信」-。

    菅は26日、正式に首相退陣を表明するが、東日本大震災を「天災」から「人災」に変質させた首相の混乱ぶりを改めて検証する。(今堀守通)


     ≪海水注入≫
     ■「再臨界ないと言い切れるか」

     「海水注入を止めるような指示はしていない。真水がなくなったら、海水を入れるのは当然の判断です」

     菅は週刊朝日のインタビューで、3月12日夜の1号機海水注入について「首相が注入停止を指示した」との報道を改めて否定した。

     だが、関係者が異なる菅の姿を証言し始めた。

    同日午後に起きた1号機の水素爆発。
    菅はこれですっかり狼狽(ろうばい)していた。
    東電や原子力安全委員長の班目(まだらめ)春樹ら原子力の専門家さえ、格納容器が破裂する可能性はあっても建屋の水素爆発は「想定外」

    菅は水素爆発の可能性を進言しなかった班目らへの不信感を強めていた。

    そこに海水注水が持ち上がる。

     東電は原子炉注入用の真水がなくなる12日午後2時50分すぎに海水注入を行うと決め、首相官邸にファクスで通報した。
    ところが官邸内の危機管理センターに届けられたファクスは書類に埋もれ、菅の手元には届かなかった。

     東電側は「官邸の反応がない」

    菅は「東電は何も言ってこない」

    双方がイライラした。

    こうして、海水注入をめぐるドタバタが始まる。
    つづく

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