- 趣味・遊び
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翔くんで。
ちょいエロな感じなので、嫌な方はスルーしてください。
私の隣に横たわる翔。
優しく私の頭を撫でながら、他愛もない会話を続ける。
今日の出来事、友人の話、家族との思い出、週末の予定。
少しハスキーな独特の声は、いつもよりトーンを落として。
その声は子守唄のように、私の身体に低く響く。
『眠くなったら寝ていいからね。』
「うん。」
でも眠ってしまうのはもったいない。
翔と居られる時間は、限られているから。
頭を撫でる翔の手を取り、手首にそっとキスをする。
『なんだよ(笑)』
「あ、顔赤くなってる(笑)」
『なってねーよ!』
照れ隠しのためか、私の頭を自分の胸に引き寄せる。
筋肉の付いた胸板。ボディーソープの甘い香り。ゆっくりとした鼓動。
私は翔の背中に手を回す。
『ん?どした?』
「ううん。何でもない。」
『そう?』
「うん。」
翔は腕を私の頭の下に滑り込ませ、もう片方の手で私の腰を抱く。急に私の鼓動が速くなる。
『あったけぇ...』
私のおでこにキスをした翔の唇は、熱い。
じっと翔を見つめると、
『もう、なんだよ(笑)』
と、恥ずかしそうに目を伏せる。
『お前ってさ…』
「ん?」
『...』
「何(笑)?」
『ん...いや、何でもない。』
「えー?何それ(笑)変なの。」
すると翔はギュッと私を抱き締め、
『すげぇ好き。』
耳元でそう囁いた。
きっと耳まで真っ赤になっている私に、翔は深くキスをした。
夜明けまであと少し。
私たちは再び一つに重なり、溶けてゆく。- 0
12/04/04 08:42:47