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- 10/04/04 00:19:04
東京・お台場に昨夏現れ、全国のマニアを興奮させた巨大な機動戦士ガンダム像が、今度は7月から 静岡市にそびえ立つ。
生産30周年を迎えたガンダムのプラモデル(ガンプラ)のファン層拡大を 目指すバンダイ(東京)のイベントだ。お台場で415万人を集めた動員力を背景に、同社はガンダム像の全国巡回を目指す。
バンダイによると、身長18メートルのガンダム像はJR東静岡駅前の市有地に、 7月24日~来年3月27日まで展示される。静岡を選んだ理由は、唯一のガンプラ工場 「バンダイホビーセンター」が市内にあること。東海道新幹線の車窓から像を見られる立地も魅力だったという。
バンダイの上野和典社長は3月19日の記者会見で「静岡ではプラモデルは企画から 生産まで一貫してやっている」とガンプラの“聖地”であることを強調。30年前にガンプラ1作目を設計した村松正敏さん(62)=同市清水区=は「自分がガンプラを作った地にガンダム像が立つのは感慨深い」と語る。
お台場では手ぶらだったが、静岡では右手に武器の「ビームサーベル」を持たせ、金属のような光沢感のある塗装を施し、夜間のライトアップで輝くように演出する。「少しずつ進化する」と上野社長はにやり。リニューアルして次の展示先に-という構想を描いて見せた。
一方、青島文化教材社、タミヤなど他メーカーの拠点も抱え、プラモデルの出荷額で全国の約8割を占める静岡市にとっても「ホビーのまち」をアピールできるチャンス。
ガンダム像の移設費負担のほか、イベント経費も含めて市は8億5000万円をつぎ込むが、経済波及効果は400億円と見積もるだけに、小嶋善吉市長の顔からは笑みが絶えない。
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