• No.492 22歳位の時

    SH705i

    10/01/06 00:13:28

    知り合いの空手道場を週2で手伝っていた。2年くらい経って、私の結婚が決まった頃は高校受験の合格発表の時期でした。中3でしばらく休んでいたヤス君。中3のメンバーの中で、一番しっりした子でした。志望校に合格したらしく、報告もかねて久しぶりに練習に来た。「久しぶりなのに気合い入ってるなぁ。志望校受かったからなぁ」と思って、休憩の時に話し掛けようとしたらいない。トイレかと思ったけど違うみたい。水飲み場でバシャバシャ顔洗ってたから、「久しぶりだから、飛ばすとケガするぞ。合格おめでとう!」って言ったら、こっちの顔も見ないでクルッ背中を向けて仁王立ち。「俺…高校受かったら…付き合ってくださいって…言うつもりでした。ケント先輩(高校3年、空手を習っている)も由香さん(私の同級生で一緒に空手道場を手伝っていた)と付き合ってるでしょ?俺も、高校になればって…」
    休憩終了の声が聞こえて、ヤス君は稽古場に戻りました。稽古終了後、私の車の所でヤス君が「あの……携帯のストラップ、どれか1個……」私が「いいよ。どれがいい?きったないのは恥ずかしいから、綺麗なやつにしてね」っていうと、キティちゃんのを選んで「これ」と一言。外して手渡すと、ヤス君はストラップを片手で受取り、ストラップを握りしめた自分の手にそっと口づけをして、大きな声で「あっした!!(ありがとうございました)」っと言って帰って行きました。
    告白された時のヤス君の震える背中と、ストラップにキスした時の切ない顔が忘れられません。

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