【天皇賞】ダービー馬フラッシュ復権Ｖ
デイリースポーツ 10月28日(日)16時18分配信
　「天皇賞（秋）・Ｇ１」（２８日、東京）

　最強世代のダービー馬が大一番でよみがえった。
５番人気のエイシンフラッシュが、直線最内から鋭く伸びて快勝。
10年ダービー以来、約２年５カ月ぶりとなるＶを見事に天覧競馬で決めた。

　予想通りシルポートがハイペースで飛ばす流れを後方でジッと我慢。
直線半ばまでシルポートが粘るなか、最内のラチ沿いを、その名の通り“鋭進”し、一気に先頭へ立った。
最後は外から迫るフェノーメノを半馬身抑えてゴールに飛び込んだ。

　ウイニングランを終えたＭ・デムーロ騎手は、感極まったのか馬上で涙。
正面スタンド前で下馬して、貴賓室の天皇・皇后両陛下にヘルメットを脱いでひざまずき敬礼をした。

復権を果たしたフラッシュが秋の古馬王道路線を突っ走る。

　１番人気のフェノーメノは、鼻差に泣いた春のダービーに続く悔しい２着。
３着にルーラーシップが入り、３連単の配当は３万９５２０円となっている。