• No.1 主 もう諦めた

    26/10/28 15:44:17

    岡田被告は大学を卒業後に1人暮らしを始めたが、現在は実家に戻り、家族のサポートを受けている。Aさんへの賠償金250万円については、

    「本来なら自分で払うべきだと思ったが、貯金がないので私が払うしかないと思った」

    と父親が用意したという。そしてこう不安を語った。

    「まずは治療が必要であれば、治療を受けさせる。経済的に自立してほしい。貧困になって犯罪を起こされては困る。この先どうなるか分からないので、職探しをする前の段階です」

    父親の言葉を岡田被告はうなだれたまま聞き、時折ハンカチで涙を拭った。

    次に被告人質問が行われた。以下、岡田被告とAさんが知り合ってから事件に至るまでの経緯である。

    ◆「彼女の役に立ちたいという思いがあった」

    ’22年12月、ふたりはオンラインゲームを通じて知り合った。その後、仲が深まり、’23年7月に岡田被告はAさん宅に宿泊。翌朝、交際を申し込んだが「経済的に不安定な人と付き合うことはできない」とAさんは断った。

    諦めきれない岡田被告がアポなしで会いに来たりするようになったため、Aさんはすべての連絡先をブロック。岡田被告はAさんに認めてもらおうと正社員として就職するも長く続かず、すぐに退職。再びアルバイト生活に戻っている。

    同年10月、岡田被告はマンション1階に居住していたAさん宅にベランダ窓から侵入。そこから犯行を重ねるようになった。

    弁護人から「なぜ(Aさんの部屋が)施錠されてないことを知っていたのか?」と問われると、

    「(以前に宿泊した時に)鍵がかかってないのを知っていたので、鍵をかけないタイプだと思った」

    と回答。「(Aさんが)身に付けているものが欲しくなった」と部屋を物色するなかで鍵の番号が書かれたメモを見つけ、合鍵を作成。侵入してはAさんの私物を盗むようになった。下着などのほかに、

    「久しく会っていなかったので顔の変化が気になった。彼女が持っていたものが欲しくなった」

    と期限切れの免許証3枚も盗んでいる。有効期限内の免許証は盗まずに、スマホで撮影し保存。盗まなかった理由については「なくなると困ると思ったから」と説明。下着を盗んだ際は新品とすり替えていたという。

    続く

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