• No.1 ハマグリ全然見つからない

    26/07/02 16:17:59

    中国が禁輸に踏み切った直後、日本は官民を挙げて反撃に出た。

     禁輸からまもなく、農林水産省は「#食べるぜニッポン」キャンペーンを立ち上げる。宮下一郎農林水産大臣は2023年9月の記者会見で自らキャンペーン名の入ったフリップを掲げ、国民一人ひとりがホタテを5〜7粒食べれば、行き場を失った輸出分を支えられると呼びかけた。

    ■ホタテの「応援買い」に一役買った米軍

     農水省の呼びかけに、国民はすぐさま動いた。動向を取りあげたアサン・フォーラムによると、ホタテの名産地・北海道別海町では、返礼品にホタテを指定するふるさと納税が前年の3〜4倍に急増し、寄付総額は前年の2倍に達した。青森県平内町では寄付が8倍に膨らみ、禁輸後のある時期には水産物への寄付が最大12倍に跳ね上がった地域もあったという。

     政府も大規模な財政支援に踏み切った。漁業者が操業を続けられるよう約1000億円の緊急基金を設立。禁輸から1年の時点で128の事業者・自治体に対し、加工設備の導入費や保管費用、販路拡大の経費などとして補助金を交付した。

     官の支援に呼応するように、民間でも消費者が「応援買い」に走った。これは困っている生産者の商品をあえて選んで買い支える動きであり、欧米ではボイコットならぬ「バイコット(buycott)」とも呼ばれる。当時の岸田文雄首相は禁輸1周年の記者会見で、国内消費が50%増加したと胸を張った。

     大手小売りも次々と動いた。イトーヨーカドーはホタテの在庫を前年比150%に拡大して特別セールを打ち、くら寿司は国産ホタテを使った新メニューを投入。ドン・キホーテの親会社であるパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスにいたっては日本産ホタテを買い上げ、タイやマレーシアなど海外店舗で販売する計画まで打ち出している。

     この勢いに加わったのが、同盟国・アメリカの支援だ。ラーム・エマニュエル駐日アメリカ大使は2023年10月、米軍が日本産ホタテの大量発注を開始すると発表した。

     こうして日本国内の官民が一体となり、米軍までを巻き込んだ“反撃”を通じ、経済制裁を意図した中国の禁輸の実効性は弱体化した。

    続く

コメント

ニックネーム

必須

全角20文字以内

画像投稿時にOpen AIを使用して投稿の可否を判断しています

コメントを書く

返信コメント

  • まだコメントがありません

広告
投稿するまえにもう一度確認

ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。

上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。