講師「悲しいの類義語は?」高校生「ぴえん」講師「……」現役高校生の語彙力不足に国語講師が危機感

匿名

アサリばかりで飽きる

26/06/22 14:48:51

「悲しいの類義語は?」→「ぴえん」現役高校生の“語彙力不足”に国語講師が危機感を抱くワケ。「自分が何を考えてるかわからない」

2026年06月21日 15:53

(略)

■「悲しいの類義語は?」と聞かれた高校生の回答


 しかし、先日私がある学校で「悲しいの類義語は?」と聞いたところ「ぴえん」「萎える」以上の表現が出てこず、大変驚かされました。

 非常にライトな悲しみしか背負っていないこともあるでしょうが、本当に胸が張り裂けそうなほどの苦しみに襲われたとき、彼らはその現実をどのように受け止めるのでしょうか。

 やはり、語彙はあったほうがよい。

 とはいえ、勉強はめんどくさい。単語帳を開くなんてもってのほか。だからこそ、自分よりも語彙が豊富な人と会話をするとか、知識人の書いた文章を読んでみる。

 すると、ひとつやふたつは知らない言葉が出てくるでしょう。これを、面倒くさがらずに調べる。この積み重ねによって、語彙は広がり、思考が広がる余地が生まれます。

「本を読むと頭がよくなる」なんて言われますが、恐らくこのせいではないでしょうか。

ショート動画に放置ゲームなどインスタントに快楽が得られる現代で、わざわざ疲れる読書なんてやりたくないのが本音でしょうが、思考力はどんどん落ちていきます。

 やがて「嬉しい」「悲しい」以上の感想を述べられないまで退化してしまえば、もはや自我と呼べる意識すら見えなくなってしまうかもしれません。

 時間がない現代人とはいえ、新書一冊程度なら一週間もあれば読み切れるはず。

 コツコツと……なんて、タイパが悪くてあまり流行らないでしょうが、こういった地道な努力が、いつか実を結ぶのではないでしょうか。

<文/布施川天馬>

https://nikkan-spa.jp/2170060/

◇布施川 天馬
著作家、教育ライター。一般財団法人「ドラゴン桜財団」評議員。
世帯年収300万円台の貧困家庭出身から、一浪の末に東京大学文学部に合格した体験を基に、受験勉強や教育格差に関する執筆・講演活動を行っている。
教育メディア「未来図」副編集長、『東大理Ⅲ』編集長などを務める。

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