日本の四季が“二季”になる!?

日本の四季が“二季”になる!? クリスマスに紅葉、5月にセミが鳴き始める未来も…
春と秋がなくなり、四季が“二季”になる!? 異常気象が続く影響で、春と秋の期間が短くなってきたりと異変が起きている日本の気候。
この異例の事態に専門家からは、“5月にセミが鳴き始め、紅葉がクリスマスになる”という未来予測が挙げらるほど。
これから、日本の四季はどうなってしまうのか？気象の変動と紅葉の色づきから、今後の“四季”の未来を予想した。紅葉の異変をはじめ、異常気象の影響が現れている日本。三重大学大学院・立花教授は、今後の紅葉シーズンは11月23日～12月に変動すると予想。「色づきの悪い紅葉が見頃を迎えるが、冬には寒波の影響で一気に葉っぱが風で飛んでしまい、紅葉が見られるシーズンが縮まるのでは」と、寒波の影響による紅葉シーズンの変動を述べた。日本の風物詩の変動予想は、“紅葉”だけではない。
卒業・入学シーズンを彩る桜や夏の訪れを告げるセミなども同じだ。今後の日本の四季について立花教授は、「8月・9月は気温40度超えが各地で頻発、名古屋と金沢が高知県四万十市のような猛暑に。
10月と11月は真夏のような暑さが長引き、台風襲来と蚊が増える可能性も。冬が2月に終わり、3月に桜が開花。4月～5月に初夏が始まり、セミが鳴き始める可能性がある」と予測。大胆な予測だが、毎年続く異常気象や近年の紅葉状況を踏まえると、十分に“ありうる”未来なのだ。

人々に季節の魅力を体感させてくれる“四季”。その趣の深さから、海外からも高い評価を集める、日本ならではの魅力のひとつだ。
今まで”当たり前に”眺めてきた四季折々の情景が、今後見られなくなってしまうかもしれない。まずは、今年の紅葉を見られるチャンスを逃さないようにしたい。