熊本県警が警部補2人を懲戒処分　不同意性交疑いに3人と不倫　強制わいせつ容疑に6人と不倫　熊本

警察官の不祥事、熊本県警は2月21日付で女性に対するわいせつ行為などの疑いで30代と40代の男の警部補を書類送検し、それぞれ『免職』と『停職6カ月』の懲戒処分にしたと発表した。

不同意性交の疑いで書類送検の警部補を免職
2月21日付で懲戒免職処分となったのは、警察署の交通課に勤務する30代の男の警部補。

熊本県警によると、警部補は2024年に自宅で複数人と飲酒。他の人が帰宅し、30代の女性と2人きりとなった際に、同意なく性的な行為に及んだという。

さらに、この警部補は後日行われた飲み会の後にも、車の中で同じ女性に対し体を触るなどのわいせつな行為をしたということだ。

このほか、この警部補は別の女性3人と不倫関係にあったことが分かり、この警部補は2月21日付で不同意性交等などの疑いで、書類送検された。調べに対し、「相手に申し訳ないことをした」などと供述している。

「重く受け止め再発防止に努める」
また、警察署の警備課に勤務する40代の男の警部補は、店で一緒に飲酒した20代の女性に帰り道、体を触るなどのわいせつな行為をしたとして、2月21日に強制わいせつの疑いで書類送検され、停職6か月の懲戒処分を受けた。

この警部補も「これまでに6人と不倫関係にあった」と申し出ているという。

松見恵一郎首席監察官は「事案を重く受け止め、再発防止に努める」とコメントしている。また、熊本県警は氏名や年齢などを公表しなかった理由について「警察庁の指針に基づき、本人や被害者、関係者のプライバシーに配慮した」と説明した。