• No.2 お花見(八分咲き)

    23/03/10 01:12:44

    ◆世界平和に
     後日、カラス肉の扱いについて県の担当部署に確認しておいた。
     カラス肉を調達する方法は、免許が必要な「狩猟」と、わななどを用いる「有害鳥獣駆除」の二通り。環境政策課によると、県内の捕獲数はともに年四千羽前後で推移している。
     基本的には、煮て食おうが焼いて食おうが自由とのこと。だが生食については、生活衛生課の担当者から「食中毒のリスクはかなりある。禁止されているわけではないが、控えてほしい」とくぎを刺された。
     カラス料理研究家・塚原直樹さんが著した「本当に美味(おい)しいカラス料理の本」(SPP出版)という本も手に取ってみた(元都知事が推していたミートパイのレシピも載っている)。カラス肉は高タンパク、低脂肪、かつ鉄分やタウリンも豊富でヘルシーな食材だと太鼓判を押しつつ、やはり「生食は絶対にやめましょう」と書いてある…。
     そうは言っても、カラスの刺し身は想像以上に魅力的だった。牛肉のユッケや「とりわさ」のように商業ベースに載せるのはハードルが高いだろうが、この貴重な食文化がゲテモノ扱いされたまま先細ってしまうのはあまりにも惜しい。
     他では味わえないごちそうを存分に堪能した日、別の常連さんが力説していた。「食べ物への偏見は差別につながる。偏見をなくすことが世界平和につながるんです」。膝を打った。

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