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- 22/03/14 18:12:19
「娘の下着どう選んだら」元妻にも周囲にも言えず……SNSに助け求めた父子家庭
3/14(月) 16:00 Yahoo!ニュース
思春期の娘の変化について周囲に相談できず、SNSに助けを求めたシングルファーザーの男性
娘を育てるシングルファーザーにとって、悩みの一つになるのが、思春期の変化についてです。東海地区に住む男性(49)は、生理の問題などを周囲に相談できず、SNSに助けを求めました。身近に同じ悩みを抱える人が少なく、孤立しがちな父子家庭の父親。支援団体は「シングルファーザーに寄り添うことが必要だ」と訴えます。
元妻から引き取った娘(左)と暮らす男性=提供
「娘の下着のサイズ、どう選んだらいいですか?」
「男親、1人なので苦戦しています」
中学生の娘を育てる男性は、悩みがあるとTwitterに吐露します。「リアルの場では相談できる人がいないので」
別れた元妻から娘を引き取って2年半、男性にとってSNSが子育ての「つながりの場」です。
2人で暮らすようになってから、男性の生活は娘が中心となりました。
新型コロナウイルスの影響で2020年春にあった一斉休校では、聴覚に障害がある娘がまだ小学生だったため、家で一人にしておくことができず、会社に休みを相談。すると、有給休暇ではなく欠勤の扱いとなり、収入が得られないと分かりました。
「それなら……」。男性は退職金や失業手当を使って生活をしようと退職を決断。新卒から27年勤めた会社でしたが、「迷いはありませんでした」と振り返ります。1年後に再就職した際も、定時で退社できるかや、休みをしっかり取れるかなどを基準に会社を選びました。
リアルでは聞けない悩み
離婚した5年前までは、男性も子育てにも関わっていました。なので、娘の障害や性格については把握しており、基本的には2人の生活で悩むことはありませんでした。
勝手が分からなかったのが、思春期の体の変化についてです。引き取った際に使っていた娘の下着が古くなり、新たに買う必要が出てきたとき、頭を抱えたといいます。
「娘に『今のままのサイズで合ってる?』と聞いたら、『分からない』と返ってきました。下着は別れた妻が買っていたようで、『じゃあ、ちゃんとしたのを買わないとね』と娘に言ったものの、どうしたらいいか困りました」
「同性であれば、自分の経験をもとに判断できたかもしれませんが、異性の子供です。どういう下着を選んだらいいか、分からないことだらけでした」
元妻とは関係を絶っていて、学校の保護者たちとも接点はありません。センシティブな話題なので周りの友人たちにも、相談できませんでした。
募ったモヤモヤをはきだすように、男性は下着の選び方を尋ねるツイートをしました。娘を引き取ってから発信を始めたTwitterは、日頃の子育てで感じたことなどをつづり、ほかのひとり親たちと交流も生まれていましたが、下着に関する投稿は初めてでした。
「どんな反応が来るのか不安もありました」と振り返る男性。しかしツイートには、シングルマザーを始め女性のフォロワーからアドバイスが寄せられました。「店員さんに聞いて、しっかり採寸した方がいいですよ」といったコメントや、「こういう下着を買われては」と画像やリンクを送ってくれる人もいました。
娘が生理を迎えたときも、Twitterを使って相談をしました。そのときも、生理用品の使い方や「こういうアプリを使って管理された方がいいですよ」と日頃の向き合い方を教えてくれる声が集まりました。
「リアルなつながりでは、こうしたプライベートのことまでなかなかさらけ出せません」と語る男性。Twitterは匿名で使っているということもあり、より本音が言えるといいます。
「『こういう状況です』とつぶやくと、境遇が近い人たちに助けてもらえる。本当に救われました」
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https://news.yahoo.co.jp/articles/60ffd12e05d9e89e19cf95e4d6f84bbaa8bda70e
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