検査キット深刻な品不足…感染して気づき「1週間分備蓄を」

“検査キット”深刻な品不足…感染して気づき「1週間分備蓄を」

1/28(金) 14:59
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テレビ朝日系（ANN）

　新型コロナウイルスの新規感染者は27日、東京で1万6538人、全国では7万8927人が確認されました。ともに、3日連続で過去最多を更新しました。感染が拡大するなかで、抗原検査キットが品薄になっています。

■検査キット無料配布　朝から行列

　27日午前8時半ごろ、東京・世田谷区の公園の一角にできた長い行列。多くの人が早朝から並んだ目的は、抗原検査キットを手に入れるためです。

　区民らを対象に、抗原検査キットの無料配布を行っている世田谷区。21日から来月22日まで、1カ月間の無料配布を予定していましたが、1週間で用意した4万キットが無くなり、27日が最終日となりました。

　世田谷区の担当者：「想像以上に早く、確保した数に達した。区民からは『感謝している』という声があった一方、『病院でも品薄なのに、なぜ無料で』という声もあった」

　深刻な品不足となっている抗原検査キット。都内の薬局では…。

　ここで販売されているのは、国が承認した医療用のものではなく、「研究用」として販売されている簡易型のキットです。27日もキットを求め、多くの客の姿がありました。

　簡易型の検査キットを購入・30代女性：「保育園とかで結構、陽性者が出てるので、ちょっと不安で…」

　簡易型の検査キットを購入・50代会社員：「（Q.何個、買われました？）5つです。神奈川のほうに住んでいるんですけど、あそこの辺りは全然、手に入れられないと聞いていたんで」

■家族全員感染　4歳息子看病で…

　止まらないオミクロン株の急拡大。東京では、27日に初めて自宅療養者が5万人超え。自宅療養中に、家族全員が感染してしまうケースも相次いでいます。

　家族全員が感染・Bさん（41）：「よく家庭内感染で、濃厚接触者は、自宅で隔離して下さいとかあるけど、私のところみたいに、子どもが小さいとか、子どもが（陽性に）なってしまうと、防ぎようがない」

　大阪で、妻（41）と、4歳と1歳の子ども4人で暮らすBさん。19日、妻がのどの違和感を感じ、2日後に病院でPCR検査を受けたところ、1歳の次男と共に感染を確認。翌日、4歳の長男の感染も確認されました。

　当初、Bさんは検査で陰性でしたが、感染を避けるのは難しい状況だったといいます。

　Bさん：「上の子4歳で、まだカタコトで、最初はもう『寒い寒い』と。『パパも手を握ってくれ』みたいなことを言ってくるんですね。泣いてやってくるので。僕、その時、陰性だったんですけど、親としてはそういうのをされると、隔離とかは言ってられない。それが一番、印象に残っています」

　結局、妻の感染確認から4日後の25日に感染が確認されたBさん。高熱と悪寒で、布団から出るのも大変でしたが、妻と手分けして、幼い2人の子どもの世話をしたといいます。

　Bさん：「きついけど、唯一の幸いは、妻と僕の症状のピークが重なっていなかった。最初、妻が全く動けなくなった間は、私が全部やって。その後、僕が倒れたら、嫁さんがやってということで」

　今は、だいぶ症状が和らいできたというBさん。家族全員が感染して、気付いたことがありました。

　Bさん：「普段から少なくとも、抗原検査キット。今、あまりないですけど。消毒液とか、生活物資ですかね。そういうのは、1週間くらいは備蓄しといたほうが良いと思った」

（「羽鳥慎一 モーニングショー」2022年1月28日放送分より）

テレビ朝日
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbee3ab25eca82afbd5c2b671e53394ba9c9bc01